2008年10月7日火曜日

出世とは何か

こんにちは
 
先週、播磨研究所XFEL専用特高施設の近畿経済局技官による安全管理審査が行われました。
スタッフの準備も万端で、無事合格。
「しっかりと自主検査がなされている。記録も大変良くまとまっている」とのコメントまでもらえました。
もちろんぼくも努力しまたが、これもみんな優秀なスタッフに恵まれたからです。
感謝、感激。
 
審査の翌日は、所轄消防署と協議。
加速器を置くトンネル内の誘導灯を、運転中消灯させてもらうためです。
誘導灯が光っていると、ビームのモニタがしにくくなってその光が邪魔なんです。
運転中は無人になるトンネルなんですから、避難誘導灯を点灯させておく意義はありません。
法令上、劇場や映画館などでは上演中消灯できるという緩和規定があります。
同じように、加速器トンネル内も緩和規定を適用してもらおうと思ったわけです。
消防署の担当官にその意義、安全担保策を説明し、納得してもらうことができました。
嬉しい、嬉しい。
これも事前準備をしっかりとしてくれた、施工スタッフのおかげです。
 
そんなこんなで出張しての仕事を一生懸命やった1週間でした。
そして久しぶりに自分の事務室(本所施設部)に出勤してみたら、あらびっくり。
部長が交代していました。
まるで知りませんでした。。。
 
かようにぼくは社内人事に疎い。
これでは出世できるわけがありません。
万年課長代理なのも当然でしょう。
あはははは。
 
でもね、藤巻幸夫『自分ブランドで勝負しろ!』インデックスコミュニケーションズ¥1300-にこう書いてありましたよ。

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出世とは「世に出る」と書く。
会社に評価してもらうためではなく、どこに行っても通用する自分になるためにがんばること。
これは、案外、出世をするうえでの王道と言えないだろうか?
高い志をもって努力し続けていれば、いい組織なら必ずだれかがあなたに目を留めてくれるはずだ。
そしてこれに伴って結果的にポジションもついてくる、というケースは、決して少なくないのである。(32p)
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まあぼくも社内人事より、自分の目の前の仕事を一生懸命やっている、ということです。
だってその方が楽しいからね。
目の前の仕事を一生懸命やって、課題をバッサバッサとやっつけていく快感。
ついそっちに夢中になっちゃうんですよ。
 
おかげで「どこに行っても通用する」スキルも身に着けてきている、と自負してもいるんです。
将来大物、今小物、だと思い続けて、もう40代も後半になってしまいました。
ぼくの仕事ぶりを見て、ぼくを買ってくれる人がきっとどこかにいるはずです。
そういう淡い期待と欲望も持っているんです。
なんちゃって。

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