2008年11月4日火曜日

笑顔は実力の証

こんにちは

XFEL建設工事も終盤戦にかかってきました。
前半戦はどうしても建築工事、建物の躯体工事がメインになりますから、電気設備工事、機械設備工事は後半突貫工事みたいになってしまいます。
今回も残り4,5ヶ月で十数億円規模の電気、機械工事をこなさなくてはなりません。
かなりヘビーな状況なんです。

ところが、先週末の打ち合わせでも現場代理人のみなさんはニコニコしています。
打ち合わせ中にばか話して笑ったりしているんです。
って、ばか話しているのはぼくなんですが。。。
あはははは。

それはつまり、「余裕」がある。
なぜ余裕があるか。
検討すべきことは検討し終わり、決めるべきことは決め終わっているからです。

施工ができる状況になり次第、即工事に着手できる状態になっている。
待ちかまえているんですよ。
もう工事したくてしたくてたまらない、わくわく感がある。
そうなれば心に余裕が生まれ、笑顔にもなれます。

古川裕倫『バカ上司、その傾向と対策』集英社新書\680-にこう書いてありました。

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(上司が)暗いと部下の士気が下がります。
孫子の兵法に「善く戦うものは勢いにこれを求め、人に責めず」とあります。
戦上手な人は兵全体の勢いを最優先に考えるものであり、個々の兵士の能力や働きをいちいちあげつらったりしない、と言っているのですが、細かいことばかりに拘泥して思い悩むような暗い上司の下では、部下に元気(勢い)が出るわけがありません。
また、上司が暗いと部下は話しかけるのが億劫になります。
その結果、コミュニケーション不足に陥ります。(25p)
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人は、思い煩うことが多くなると、暗い顔になります。
悩みは脳のワーキングメモリを占拠してしまうからです。
笑えるのは、このワーキングメモリに空きがある証拠なんです。
空きがあるから、くだらないばか話も意識に乗せて笑える。
空きがないと、くだらないばか話が鬱陶しく思えてしまう。
余裕のなさです。

特にリーダーとなる人は余裕がないといけませんね。
余裕のなさは、部下にも伝わります。
ワーキングメモリが不足しているため、部下への指示命令もいいかげんになり、部下の仕事も雑になりがちです。
それが失敗を生み、ますます余裕がなくなり、笑うどころじゃなく、暗い顔になっていく。

そういうリーダーの言うことを部下が聞くわけがありません。
聞くと失敗しちゃうんですから。損しちゃいます。
そばに寄りつかなくなるのも当然です。
コミュニケーションどころではなくなってしまいます。

笑顔は余裕が生み出します。
余裕は実力が生み出すのです。
人は笑顔のあるところに集まってきます。
だってその方が楽しいし、得にもなるからね。
いつもへらへら笑っているはバカに見えるかもしれませんが、実は実力の証なんです!

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