2008年11月9日日曜日

偽プロをやっつけろ!

こんにちは

ぼくも技術者になってから、多くの「専門家」に会いました。
この世界も「偽プロ」がたくさん跋扈しているので驚くと共に、不安になりました。
こういう人に任せたら、ろくな研究棟は建たないぞって。

偽プロの人って、相手が誰であってもやたら専門用語を振り回しますよね。
特に頭に来ちゃうのが、素人の客相手に専門用語を連発するセールスエンジニア。
まるで客が素人であることにつけ込んで、煙に巻いているようにも思えちゃいます。
そういうヤツを見つけると、ぼくはわざと素人っぽい質問をしてみたりします。
その用語の定義を質問してみたり、例えばどういうことかの例示を求めてみます。
偽プロの人って中途半端な専門家だから、そういう根元的な質問に弱いんですよ。
つまり本質的に理解してないってことがばれる。
あー、いー気味だ!
うひひひひ。

それに偽プロの人って、素人に対して高圧的、威圧的なんですよね。
ここはどうなっているんでしょうか、と質問しても、専門家に任せておけ、専門家でもない奴がつべこべ言うな、といった雰囲気を醸し出して、自分の周りにバリアを張ってしまいます。
こういう人と一緒に仕事をしてみると、たいていはたいした技術力もないことが分かったりします。
つまり、専門性に凝り固まっている人は実はその専門性に自信がないのではないかと思うのです。
自信がないから逆に専門用語を振り回し、ことさらに自分は専門家であるがごとく振る舞い、自分の周りにバリアを張って閉じこもってしまうんでしょう。

ぼくはこういう偽プロが大嫌いなんです。
偽プロにだまされると散々な目に遭ってしまいます。
ペラペラと専門用語を並べ立て、分かったような口を効いているので、任せてしまうとたいてい失敗します。
そしてこういう偽プロに限って、失敗しても人のせいにしたりするんですよ。

だからといって偽プロを排除するのは難しい。
どういうわけかプロジェクトメンバーに入っていて、一緒にやらざるを得ない。
何とか偽プロにヘンテコなことはさせないようにしなくちゃならないんです。
けれども、偽プロとは言ってもある程度の専門性は持っているので、使い方さえ間違えなければ結構活躍してくれるものなんです。
つまり、偽プロの言いなりにならずに、こっちでコントロールできればいいのです。

ぼくは自他共に認める資格マニアです。
でも自分では自分の仕事に役立てることを主軸において、どんな資格を取るか戦略的に考えながらやっているつもり。
ぼくの主たる仕事は、新しい研究棟や実験施設の設計や施工を監督する仕事です。
だから資格そのものが役に立つわけではないのです。
でも間接的に大いに役立でていると思っています。

資格は偽プロを見抜き、偽プロに変なことをさせないための「葵の御紋」にもなるからです。
資格を持っているだけで、偽プロたちは一目置いてくれる場合が多いんです。
いい加減なことを言ってもダメだ、半端なことは通用しないんだと分かってくれるんですね。
資格にはこういう効用もあるんです。

放射線主任者1種に合格して次は何に挑戦しようかと考えていましたが、決まりました。
1級建築士にターゲットを絞りました。
1級建築士の人もピンキリであることをぼくは見てきました。
偽プロもいっぱいいる。構造偽装の姉歯設計士みたいなね。
これまでぼくも偽プロ1級建築士に嫌な目に遭わされたことも何度かあります。
勉強するに値する資格だと思います。
 
建築士試験は建築学科卒以外の人に対して敷居が高い。
学歴のないぼくはこれまで挑戦さえさせてもらえませんでした。
法律が変わって今年から建築設備士も受験できるようになったんです。
嬉しいことに、今ぼくが一緒に仕事をしている設備技術者の人に受験仲間が見つかりました。
勉強は孤独な作業ですから、仲間がいると張り合いが出て、合格までのモチベーションが維持しやすくなる。
さっそくテキストと過去問集を購入しました。
2年後には合格しようと決意しましたぞ!

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