2008年11月9日日曜日

ガソリンの適正価格

こんにちは
 
一時は1リットル200円にもなろうかと思っていたガソリンも、今日近所のガソリンスタンドで見たら1リットル130円になっていました。
原油価格も1年半前と同程度1バレル60ドル程度まで下がったようで、やっぱりバブルだったんでしょうね。
 
ところで、モノの値段はだいたい以下のようになっています。
 
 販売価格の
  1/3が原価
  1/3が直接経費
  1/3が間接経費と利益
 
たとえば300円の商品があったら、その材料原価は100円、その商品を製造する人の人件費などに100円、商品を流通させたり管理したり利益に100円かかるってわけです。
この原理はかなり普遍的なもので、ここから外れたモノはあまりありません。
 
この原理を使えば、原価から販売価格を逆算することもできます。
材料原価が100円だったら、販売価格は300円くらいになるはずなんです。
 
この原理を使って、ガソリンは実際いくらくらいが適性価なのか、ちょっと計算してみましょう。
原油の採掘コストは、1バレルあたり3ドル程度だそうです。
1バレルは約160リットル、1ドル100円とすれば、原油1リットルの原価は2円くらい。
これに産油国の直接経費、間接経費、利益が上乗せされると、原油1リットルの輸出価格は6円くらいと見積もられます。
これが消費国に輸入され、ガソリン製造メーカーで原油をガソリンに精製するための直接経費や間接経費、利益が上乗せされて、6円×3=18円になります。
そしてまたガソリン販売会社の直接経費、間接経費、利益が乗って、18円×3=54円となります。
そしてここにガソリン税が加算されます。
ガソリン税は1リットルあたり53.8円もします。
これを加えると、1リットル110円くらいが適性価格だと見積もれます。
今現在リッター130円ですから、もうちょっと値下がりしてもいいでしょうね。
 
それにしてもガソリン税って高いですねー。
ガソリン価格の半分近くが税金だったんですね。

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