2009年1月28日水曜日

コミュニケーションが個性を創る

こんにちは

ぼくは宴会の類が好きではありません。
特に同僚となど、いつも仕事でつきあっている人と宴会する意義がわからないから。
コミュニケーションのために、勤務時間外も一緒に飲みに行くことも必要。
これって「飲みニケーション」なんて言うんですか。
でも普段から長時間一緒に仕事をしているんです。
仕事の中で十分コミュニケーションしているはずだし、そうじゃなければ上手く仕事は回らないはずなんです。
わざわざ宴席をもうけなくちゃ十分コミュニケーションとれないとしたら、その方が問題だし、非効率、不合理だと思います。
「そんなんじゃ出世しないぞ」とご親切に言ってくださる方もいましたが、だってぼく出世したくないんだもーん。
あはははは。

でもときどきは家族以外の人とランチや夕食を共にすることもあります。
むしろ積極的にします。
普段あまり会えない人と会って、一緒に美味いものを食べながら話をするのは好きなんです。

先日、神戸で知り合いと夕食を一緒に食べる約束をしました。
待ち合わせ場所に行くと、その人と一緒に車いすの人が。
「ぜひ関口さんに紹介したかったんですよ!」とのこと。
紹介していただいたのは、上原大祐さん。
アイスレッジホッケーの日本代表選手です。

お店の席に着いてびっくり。
やっぱりがっしりとした筋肉もりもりの体をしています。
おもわず肩をペシペシ叩かせてもらっちゃいました。

ぼくはまったくアスリートの人と縁がありません。
アイスレッジホッケーでさえ、ぼくは知りませんでした。
ところが、ぼくとは縁のない世界の人と初めての食事なのに会話が弾みました。
1時間半程度の時間でしたが、とても楽しい時を過ごすことができました。

上原さんは超一流アスリートだけあって、とても個性的。
個性的な人は人をインスパイアしますね。
会話の中に「うんうん、それそれ!」がいっぱい出てきます。
ぼくも上原さんとの会話で、自分でも思ってもいなかったようなことをしゃべってしまいました。
たとえばこんなこと。

 コミュニケーションすると人は個性的になる
 コミュニケーションしないと人は個別的になる

個性的な人は変人で他人と話が合わないかと思ったら、さにあらん。
むしろ話のチャンネルを合わせるのが上手いんですね。
相手にチャンネルを合わせられるから、コミュニケーションが可能になり、会話が成立するんです。
コミュニケーションすることによって、お互いの違いも分かってくる。
その違いこそが「個性」なんですよね。
他人に了解される違いこそが個性であって、了解されないものは存在しないに等しい。
そしてその個性と個性がぶつかることによって、互いにインスパイアされ、個性に新たなものを付け加えていく。
だからコミュニケーションは面白いし、必要なものなんだと思います。

個性というと、誰とも違うものという面ばかり強調されがちです。
実はそうじゃない。
個性的な人は、かなり普遍的な人なんです。
むしろ多くの人と同じものを持っている。
誰とでもつながるチャンネルをたくさん持っていて、それを即座にチューニングできる。
誰とでもコミュニケーションでき、かつ、相手にインスパイアするものを与えられる。

だから、自室に引きこもって誰とも会話しないとか、限られた人としかコミュニケーションしないとか、いつも同じ同僚とばっかり飲みに行く(笑)とかでは、個別的にはなっても、個性的にはなれない。
限られたチャンネルしか持てず、限られた人としかチューニングが合わない。
同僚と飲みに行くと会社の愚痴とか他の同僚の悪口ばっかりしゃべっていたりしますが、それはちっとも個性的な会話じゃないですよねー。
あはははは。

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