2009年2月24日火曜日

次世代育成と男女共同参画はどうつながる?

こんにちは

昨年播磨光源東小学校で出張授業をしました。
理研播磨研究所の広報事業の一環という趣旨でしたが、そのことが理研の次世代育成事業にもなっているということで、「男女共同参画便り」にも取り上げていただきました。
取り上げていただいて大変光栄に思いましたが、ちょっと引っかかりました。

 次世代育成と男女共同参画はどうつながる?

以来3ヶ月あまり、つらつらと考え続けました。
ようやく理解できてきました。
つまり、

 次世代を健全に育成することは、男女共同参画を促す
 男女共同参画を推進すれば、次世代は健全に育つ

ってことなんだと思います。

最近、ニートや引きこもりの若者が増えています。
不健全に育っちゃったってことです。
ニートや引きこもりの子どもを持ったお父さんやお母さんは、きっと子どものことが心配で、仕事に集中することができないでしょう。
子どもの世話をするために、キャリアウーマンだったお母さんは仕事を辞めなければならないかもしれません。
それは社会全体にとっても不合理なことです。

なので会社や社会としても、子どもが健全に育つよう支援する事業、たとえば出張授業を行うわけです。
それによって子どもに夢を与え、目標を与える機会を増やす。
夢や目標がある子どもは、努力するようになります。
きっとそう簡単にニートや引きこもりにはならないでしょう。

我が子が健全に努力している姿を見た親は、とても安心します。
自分もがんばろうと思うことでしょう。
安心して集中して働くことができるでしょう。

親ががんばっている姿を見た子どもも同じです。
親はもっとも身近な大人です。
親が夢や目標をもって、生き生きと社会参加している。
仕事に限りません。
おかあさんorおとうさんが専業主婦(主夫)だとしても、嫌々それをやっているのではない。
楽しそうに工夫しながら家事をこなし、余裕を見つけて趣味やボランティアにも没頭する。
それを見た子どもは、未来に希望を持てます。
そうすると、引きこもってなんかいられなくなるってわけです。

そのとき、我が子だけを健全育成しようと思っても上手くいかない。
子どもだって社会の中で生きているんですから。
周りの子がちゃんと生きているから自分もちゃんとしようと思うもの。
だから親も自分の子どもだけ見るのではなく、他の子にも目をかけることが必要。
それが必ず自分の子どもへと帰ってくるんだと思います。

我が家でやっている寺子屋も、そんな観点でも続けていきたいと思います。
職場や技術士会での出張授業も、積極的に引き受けていきたい。
何よりぼく自身が仕事を楽しみ、それを子どもたちに見せていきたいですね。

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