2009年7月5日日曜日

小脳を創れ!

こんにちは

最新の脳科学では、小脳の働きもかなり分かってきたそうです。
これまで小脳は運動を司る脳であると言われていましたが、思考もかなりしているそうなんです。
で、小脳がしている思考はパターン化した思考を分担している。
定型的な思考ですね。
コンピュータのプログラムで言うと、サブルーチン。

大脳は複雑な思考ができるけど、時間がかかる。
なので、パターンですむ思考は小脳に任せちゃうんです。
やっぱり誰もが考えるのは面倒なことなんです。
面倒なことをなるべく省力化してやるためのシステム。
それが小脳のパターン記憶なんです。

そのとき、小脳のパターンは多ければ多いほど、いろんなことに対応可能。
小脳にはたくさんサブルーチンを仕込んでおく方がいいんです。
大脳は複雑な思考ができるけれど、面倒くさい。
誰もが考えることは面倒なんです。
だから、小脳のパターンが少ない人の思考は浅くなりがちなんです。
視野も狭くなってしまう。
小脳にはたくさんのパターンを記憶しておいた方が、有利なんです。

で、そのサブルーチンを創るにはどうすればいいか。
12才頃までに多様な実体験を積むことなんだそうです。
実体験によって、身体を通してパターンを記憶していく。
やっぱり「思考は運動の応用」なんですよ。

この時期に、体験を伴わないパターン学習をしてしまうとどうなるか。
小脳は限られた経験しかできないので、限られたパターンしか記憶できない。
すると、多様な思考ができなくなり、大人になって視野が狭くなったり、深く考えることができなくなる。
だから、この時期に体験を伴わない固定されたパターン学習を強いる中学受験は、子どもの脳にとってよくないということになるのです。
長い目で見れば、小学校時代は実体験重視で、勉強は読み書き計算の基礎だけに限っておいた方が、子どもにとって有利なんです。

小学校時代にスパルタ式に勉強を教えられて、豊かな実体験を積む時間を奪われると、中学受験には成功するかもしれませんが、その後の人生は狭まってしまう恐れが大きい。
もちろん、スパルタ勉強も楽々こなして、遊びも存分にできるくらい優秀な子は別です。
そういう子は、どう育てたって自分で自分を育てることができる。
でもそうじゃない大部分の子は、脳の発達生理に合ったやり方で育てた方がいいと思うわけです。

実体験を多く積み、小脳にたくさんのサブルーチンを組み込んだ子どもは、中学高校大学と進んで実体験を伴わない机上の勉強をしても、それを実体験したことと同等に認識し、自分のものとしていくことができる。
我が子はっちゃん、とっちゃんも、12才頃までは伸び伸びと多様な実体験を楽しんで積ませていきたいと思っているわけです。

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