2009年8月23日日曜日

読み聞かせは宝

こんにちは

はっちゃん、とっちゃんには、求められれば本を読み聞かせてあげるようにしています。
ぼくが自分の本を寝っ転がって読んでいるときでも、「読んでください」と言われれば、自分のは中断して読んであげる。
そのくらい本の読み聞かせは大切だと思っているからです。
おかげで二人とも、本は好きですね。
身体を存分に動かすやんちゃ遊びも大好きですが、本を読んでもらって、じっとそれを聞くのも好き。

糸山泰造『絶対学力』文春ネスコ¥1400-にもこうありました。

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自分で読むことと聞いて楽しむこととは、全く違うということをご存じでしょうか。
特に、字が読めるようになったばかりの小1前後の時期には、自分で読むことと聞いて楽しむこととの間には雲泥の差があります。
なぜなら自分で読む場合には、読むこと自体にエネルギーを使ってしまい、読んだことのイメージ化が貧弱になってしまうからです。
一方、読み聞かせだと百パーセントのエネルギーをお話しのイメージ化に費やすことができるので、楽しく、しかも効果的にイメージ化することが可能になります。(略)
もちろん自分で読む本と読んでもらう本では質・量ともに差が出てくるのは当たり前で、人に読んでもらえば様々な本に接する機会も作られるわけです。
この時期、子ども自身が読書するのは単なる発音練習だと思ってください。
保護者は読む練習と読み聞かせとは全く違うものだということを知っておかなくてはいけません。(55p)
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なるほど、なるほど、我が家の方針は間違っていないってことですね。
よく子どもが小学校に入学すると、子どもが読んでほしいとリクエストしても、「もう小学生なんだから読めるでしょ、自分で読みなさい」なーんていう親がいますが、それは自分がめんどくさいだけなんですよ。
確かに、子どもに読み聞かせをするのはめんどくさいですよ。
そのめんどくささを優先させたら、失うものはかなり大きいんです。

もちろん、小学生になったら小学3年生くらいまでは、十分な音読の練習は必要です。
音読がすらすらできないと、黙読もできないですからね。
でもそれは、教科書の文章を何度も何度も繰り返し読む方が効果的。
いろいろな本をひとりで音読する必要はない。
糸山先生の言うとおり、音読は子どもにとって疲れることであり、だから訓練でもあるわけです。
気楽にお話を聞くことだけに集中し、楽しんだり知識を増やすことも大切なんです。

だから読み聞かせは大切で、ぼくは中学生にだってやった方がいいと思っているんです。
もっとも、中学生に親が読み聞かせをするのはちょっと無理かもしれず、中学生は学校の先生がやった方が効果的でしょうがね。
少なくとも親は小3まで、寝る前などに読み聞かせは続けた方がいい。
それが子どもの心とアタマを育てて、結局の所オトクなやり方だと思うわけです。

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