2009年9月1日火曜日

子どものくしゃみ

こんにちは

急に秋らしい陽気になりましたね。
気温も下がって、もう裸のままお昼寝なんかできませんよ。
とっちゃんもちょっと風邪気味みたいで、しょっちゅうくしゃみをしています。
くしゃみをする度に、鼻水がたくさん出て、顔中鼻水だらけ。
どうして子どもってくしゃみをすると鼻水がたくさん出るんでしょうね。

NHKテキスト『馬場悠男/「顔」って何だろう?』¥650-にそのひみつが書いてありました。

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クシャミという現象は、鼻の中の異物と余分な鼻汁(鼻水)を体外に吹っ飛ばしてしまおうとする生体としての自然な防御反応です。
普通の動物は、気管の入り口である喉頭が直接鼻につながっているので、口を閉じてパッと息を出せば、異物や鼻水を吹っ飛ばせるのです。
赤ちゃんの場合にはまさにそれをやるので、クシャミをすると異物と鼻汁が鼻からドッと出てくる。
それで鼻の周りはベチャッとはなるけれども、本来の目的を達成しているわけです。
ところが大人の場合は、喉頭が下がったために鼻からでも口からでもクシャミが出せます。
その際に、ちょっと色気が出たり体裁を考えたりする人は、鼻から出るとみっともないので、クシャミが鼻の方に行かないようにする。
つまり、軟口蓋(鼻腔と口腔を区切っている口蓋。口蓋垂、いわゆる「喉チンコ」が垂れ下がっている部分)を上に上げて鼻の方にいく道を塞いで、息を全部口から吐いてクシャミをする。
鼻の異物を吹っ飛ばそうというのに、鼻に息が行かないようにしてしまう。
その代わり、鼻の異物や鼻汁を出すために、鼻をかむことをしているわけです。(80-81p)
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なるほど、なるほど、子どものくしゃみの方が動物として正常なんですね。
鼻がむずむずするってことは、鼻の中に異物があるわけです。
異物ってのは、たとえば風邪のばい菌だったりもする。
その異物を鼻水と一緒に体外に出す。
それがくしゃみの本来の役割なんですね。
それが証拠に、子どもはハクションと言いません。
口を閉じたままクシュンと鼻から空気を出します。

大人になるにつれ、おしゃべりが上手になるのですが、それがために喉と咽がつながってしまう。
で、鼻がむずむずしてくしゃみをしても、ハクションと声だけは盛大ですが、ちっとも鼻から異物を出せなくなる。
それで仕方なく鼻をかむ。
大人は無駄なことをしているようにも思えてきますよ。

さてさて、今日からはっちゃんは幼稚園2学期です。
いよいよとっちゃんの入園試験もこの秋にあります。
楽しい2学期にしたいですねー。

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