2009年10月4日日曜日

コンフォートゾーンを広げよ!


こんにちは

子育ての要諦は、ほどほどの我慢は教えることだ、と思っています。
今、キレル若者やおじさんが増えています。
キレル人って、とっても気持ちのアソビが少ない。
気分よくいられる範囲が狭い。

で、いったんキレたら最後、何言ってもダメ。
まったく理屈が通らない。
どんなに丁寧にかみ砕いて説明しても、分かろうとしない。
自分が何を言っているのかも分からなくなっている。
まったく無関係な昔のことを蒸し返して攻撃してきたり、どうでもいいことをくどくどと言い訳したり。
知性がどこかに吹き飛んでしまったようになってしまうのです。

世の中、そんなに自分の好み、快適なようにはいきません。
嫌なこともあって当たり前。
それをどう乗り越えたり、適当にやり過ごしていくのが人生です。
そのとき、できる限り楽しい人生でありたいものです。

自分が気分よくいられる範囲を「コンフォートゾーン」といいます。
コンフォートゾーンが広ければ、ちょっとくらい嫌なことがあっても、それをやり過ごすことができます。
でもコンフォートゾーンが狭いと、ちょっとしたことでも気分が悪くなり、キレてしまうのです。

苫米地英人『テレビは見てはいけない』PHP新書¥700-にこうありました。

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単純にいうと、コンフォートゾーンから外れているとき、人間は動物に近くなるのです。
自己防衛的になるか、逆に必要以上に攻撃的になります。
そのため客観的に俯瞰して状況をとらえることができなくなり、それでIQが下がるのです。(135p)
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なるほどー、キレル若者、キレルおじさんは、IQが下がっているんですね。
それは、動物に近くなってしまっているから。
頭が悪く見えてしまうのも、そういうわけなんですね。
ぼくも気をつけなくちゃ。

だから、自分のコンフォートゾーンを広くして、ちょっとやそっとじゃキレないようにする。
いつも理性を忘れず、人間らしい思考を維持できるようにする。
そのためには、多少の我慢も覚えないといけませんね。
適度な我慢はコンフォートゾーンを広げてくれます。
子どもに我慢させるのは、そのための訓練なんです。

もちろん何事もほどほどが大事で、過度な我慢を強いてははいけませんよ。
過度な我慢をさせると、コンフォートゾーンが狭まるどころか、なくなってしまいます。
常に不機嫌な人間に育ってしまいます。

はっちゃん、とっちゃんには、なるべくいつもニコニコしていられる人になってもらいたいですね。
多少の困難も、ニコニコと解決できる。
問題解決には理性と知性は不可欠ですから、キレてしまったらお終いです。
知性を鍛え、我慢も教える。
そうやって人間らしい楽しい人生を造っていってもらいたいと思います。

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