2009年11月10日火曜日

自分と御分


こんにちは

横山験也『明治人の作法』文春新書を読んだら、こんなことが書いてありました。

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その昔、武士の時代の日本人は、相手のことを「御分(ごぶん)」と呼んでいました。
「自分」同様に他人にも「分(ぶん)」(立場や役割)があることを、言葉が示していたのです。(8p)
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なるほど。
自分の「分」は、立場や役割、という意味なんですね。
それに対して相手の「分」を示すのが、御分。
自分の立場や役割を主張し、相手の立場や役割も尊重する。
それが礼儀の基本なんだと思いました。

最近の若者は自己中心的と言われています。
確かに自己主張が強くて辟易する若者もいます。
でもそういう若者にちょっと意見すると、とたんにシュンとなっちゃう。
最初からシュンとなりっぱなしの若者も多いし。
それはつまり、自分も御分もないからでしょう。

自分の「分」はどこまでなのか、どこまでなら相手や世間が認めてくれるのか分からない。
相手の「分」はどこまでなのか、どこまでなら自分が認められるのか分からない。
それがコミュニケーション不全につながっているように思えます。

自分と御分、これをキーワードに子育てしていくといいかなーって思っています。
はっちゃんとっちゃんには、自分も御分を理解して、いい人間関係を造っていってほしいと思っています。
ぼくら親も、自分と御分について、機会を捉えて実地体験で示していきたいなと思います。

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