2010年1月16日土曜日

一歩一歩進む


こんにちは

ぼくはいつも、自由に生きるにはどうしたらよいか、考え、実践しています。
一応ぼくも社会人ですから、まったく好き勝手に生きるわけにはいきません。
義務も果たして行かなくちゃならない。
と言うより、義務をきっちりと果たすから自由も手に入るんだと思っています。

具体的にはどうするか。
それは、

  工程通りに進める

ことにつきると思います。
自分でスケジュールを立て、それに従って作業していく。
これは仕事でも家庭でも同じです。
一緒に仕事をする人たちや家族との約束を守り、迷惑をかけないようにしているのです。
仕事の約束を守るから、家族との時間も生み出せます。
家族との約束を守るから、仕事にも集中できるのだと思います。

約束を破り迷惑がかかってくると、まだかまだか、早く早くと催促されてしまいます。
催促されるほど自分の自由を奪うものはありません。
だって他人のコントロール下で生きなくちゃならないからです。
だから催促されないようにするのが自由への道。
そのためには、工程を守る。
その意味で、自分で決めたスケジュールにはきっちりと縛られるのがいいのです。

森博嗣『自由をつくる自在に生きる』集英社新書¥714-にこうありました。

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自由を得るためには、毎日少しずつでも良いから前進をする作戦が最も有効だと思う。
どんな山でも、一歩一歩登っていけば、いつかは頂上に辿り着ける。
目標は見えているのだから、休まずそこを目指す。
今日できることをする。
なにかできることはないか、といつも探す。
そして、無理をせず、時間をかけて少しずつ進む。
そうすることが、一番楽なのである。(173p)
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今ぼくは年度末に発注する新しい研究棟の工事費の算定をしています。
数億円にもなる工事ですから、その資料は数百ページにも及びます。
それをすべてチェックし、期日に遅れないようにするにはどうするか。
ぼくのやり方は単純です。

期日までの日数を数え、その数字に0.8を乗じます。
0.8を乗じるのは、不測の事態へのバッファです。
急な仕事が入っても、それほど焦らなくてもすみます。
あるいは早めに作業完了すれば、それだけ気持ちにも余裕が生まれます。
気持ちの余裕こそ、安定したいい仕事をするための資源だと思っています。
そして総ページ数をその日数で割り、1日の作業量を出します。
あとはもくもくとその日のノルマをこなすよう作業をするだけです。

一日のノルマさえクリアできたら、その日はそこで仕事を止める。
まだ余力が残っていても退勤し、その余力を家族のために使う。
あるいは未来の自分のために、ちょこっと勉強する時間として使う。
気持ちに余裕が生まれ、ワークライフバランスも整います。

森さんはこうも言っています。

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いくらのんびりであっても、毎日前進していれば、ずっと遠くまで行けるものなのだ。(114p)
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のんびりと、でも着実に進んでいきましょう!


写真は理研筑波研究所に設置中の特高変電所。
工程通りに進んでいます!

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