2010年2月1日月曜日

お引き立て、ありがとうございます!

こんにちは

ぼくはごく少数の人からとても嫌われています。
若い頃は誰かから嫌われると、とても悲しくなりました。
嫌われないようにあれこれやったりもした。
そして精神的に疲れ果ててしまいました。
だんだん年齢を重ねてきて、まあ世の中には多少合わない人もいるもんだ、と達観しました。
合わない人にも嫌われまいとして、時間と労力を使うのは無駄だと思いました。
だってぼくを応援してくれる、味方してくれる人だってたくさんいるんだから。
合わない人に向けていた時間と労力を、ぼくを応援してくれる人の方へ使う方が合理的だって思ってきたんです。
だから、合わない人には嫌われてもいい、あえて嫌われたままにする戦略に変えたんです。

成毛眞『大人げない大人になれ』ダイヤモンド社¥1429-にこうありました。

###
著者(『僕がワイナリーをつくった理由』落希一郎氏)にとっては、1割の理解者がいれば十分であり、その1割の期待を裏切らないことが重要だという。
効率や便利さを求めない、個性の強い存在でありたいという。
この意見には完全に賛成だ。
私の戦略も、全体の1割を味方につけることである。
自分の好きなことを突き詰めれば、少数の気の合う人間を強烈に引き付けることができる。(189p)
###

誰からも嫌われないようにすると、何もできなくなってしまいます。
新しいこと、チャレンジをすれば、必ず誰かは反対するものだからです。
その反対者は往々にして合理的に考えて反対しているわけではなく、感情的に反対している。
だからいくら合理的に説得しても納得はしてくれないものなんです。
なんたって関口憎し、なんですからね。
誰からも嫌われないようにするには、何もしないことになってしまう。
それではつまりません。

自分が正しいと思うこと、やりたいと思うことを実践する。
もちろん、自分一人孤立無援というのも辛く厳しすぎる道ですし、もしかすると唯我独尊、自己満足の世界に陥る危険性もある。
でも、一人か二人、少数でも賛意を示してくれる人がいるならば、チャレンジするのがいいんです。
本当によいこと、正しいことであれば、だんだんと味方は増えていくはずです。
ぼく自身もそうなのですが、世の中の大方の人は「日和見」なんです。
いいか悪いか見てみなくちゃわからない、自分が賛同するかどうか実感してみなくちゃわからないんです。
だからそれを目に見える形にしてみる。
そうすれば、徐々にでも賛同者は増えてくる。
そうやって自分の実践を常にフィードバックしておけば、間違えることはないと思います。

ぼくを嫌っている人とは、なるべく接触しないように気をつけています。
だって、ぼくのエネルギーを吸い取られちゃうからね。
自分のやる気こそ、最大の自己資本だと思いますから。
でも同じ職場にいれば廊下などですれ違ったりすることも、当然ありますよ。
そういうとき、そんな相手にでも最低限の礼儀は尽くします。
こちらから、こんにちは、おはようございます、と挨拶はしっかりするようにしています。
たいてい相手はぼくが嫌いですから、ぷいっと知らん顔して通り過ぎます。
しめしめ、と思っちゃいますよ。
廊下ですからその場面を誰が見てるとも知れません。
ぼくがちゃんと挨拶をし、相手は知らん顔する場面を見る。
どっちが人格者に見えるでしょうね~。
毎度お引き立てありがとうございます!って、知らん顔する嫌な奴にも感謝しちゃいますよー。
あはははは。

0 件のコメント: