2010年4月19日月曜日

子どもは走り回る


こんにちは

ヒトが空腹感を覚えるのは、「お腹が空いたとき」だけじゃありません。

  必要な栄養が足らないとき

も空腹感を覚えるのです。
この二つの理由を間違えないことが、健康な食生活に必要です。

腹が減ったときに食欲を覚えるのは、運動や活動に必要なエネルギーを補給するためです。
ですから、エネルギーに変わりやすい炭水化物を主とした食べ物を食べる方が合理的です。
必要な栄養が足らないときに食欲を覚えるのは、体の古くなった細胞を作り替えたりするため、すなわち新陳代謝に必要な栄養素を体に取り入れるためです。
そのためには、細胞の原料となるタンパク質やアミノ酸の豊富な食べ物を食べる必要があります。

体がエネルギー補給のための食事を求めているときに、炭水化物以外のタンパク質、脂肪の多い食事をとると、体に余分な負担をかけてしまいます。
タンパク質や脂肪は消化しにくく、エネルギーとして分解しにくいからです。
だから、活動するエネルギーが必要な時間帯に食べる朝食や昼食は、ご飯やパン、うどんなどの炭水化物が中心のものを食べる方がいいのです。

体が新陳代謝のための栄養素を求めているときは、タンパク質の多い食事をとるべきです。
新陳代謝は主に寝ているときに行われます。
なので、夕食はおかずを多くした豪華な食事にするのは理にかなっているわけです。
昼食をたっぷり食べる民族もいますが、そういう民族は昼食後に昼寝をします。
ところで、子どもは新陳代謝が盛んに行われています。
細胞分裂を次々とし、体を成長してさせていきます。
だから、成長に必要な栄養分をたっぷりととらなければなりません。

ところが、食べ物には新陳代謝に必要な栄養素だけが含まれているわけではありません。
タンパク質の多く含まれるお肉だって、脂肪はもちろん炭水化物だって含まれています。
ヒトは体内で合成できないアミノ酸(必須アミノ酸)は食事からとるしかありません。
新陳代謝に必要なだけ必須アミノ酸を食べるためには、余分に脂肪や炭水化物も食べざるを得ないのです。

特に子どもは成長のために必須アミノ酸をたくさん食べる必要があります。
子どもは体重の割にたくさん食べるのは、そのためなのです。
たくさん食べれば、その分余分な脂肪や炭水化物も食べてしまうことになります。
この余分な栄養素は捨てないとならないのです。
余分な栄養素を上手く捨てられないと、病気になってしまうのです。

では子どもはどうやって、この余分な栄養素を捨てているのでしょうか。
なんと、エネルギーに変えて燃やしてしまっているのです。
つまり、運動などの活動に変えて消費してしまうのです。

子どもってチョロチョロチョロチョロ元気によく動きまわりますよね。
疲れないのかなって思いますけど、疲れるくらい動きまわらないとならない必然があったんですね。
必須アミノ酸など成長に必要な栄養を食べなければならない。
そうすると余分な栄養素までたくさん食べざるを得ない。
その余分な栄養素は動きまわって燃焼させてしまわないとならない。
だから、チョロチョロしてるんですよ。

ぼくが教師だった頃、毎日身体を使った遊びをしていました。体育の授業以外にもね。
鬼ごっこなど、汗をかくくらいの遊び。
だって、その方が教育効果が上がるから。
思いっきり身体を動かしたあとは、落ち着いて机に座っていられるんです。
すると勉強にも身が入ります。
ところが身体を動かさないと、子どもはチョロチョロしたくて落ち着かない。
勉強なんか気もそぞろになっちゃうんですよ。
当然の生理なんです。

子どもは元気が一番です。
決しておとなしい子がいい子ってわけじゃないんです。


とんたんにもキックボードを買ってあげました。
3輪式の安定のいいものが見つかったんです。
ミニマイクロという賞品。
3輪といっても、前輪が2輪で後輪が1輪なんです。
なので、キックする足が後輪にひっかからないのがいい。

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