2010年5月11日火曜日

受験は乗り越えるべき人生の壁


こんにちは

人生は山あり谷ありです。
山であっても谷であっても、それなりに楽しんで乗り越えていく。
そういう人間に我が子たちにもなってもらいたい。
楽しんで乗り越えていくには実力がなくちゃね。

で、実力を磨くにはその時々、発達状況に応じた「壁」が必要だと思います。
努力して壁を乗り越え、晴れ晴れとした気分を味わう。
そういう経験をしていくことです。

そのために世の中が用意してくれている「壁」のひとつが受験。
入学試験ですね。
子どもを伸ばすために、受験はとてもよい「壁」になりうる。
我が子たちにも受験はしっかりと経験させたいと思っています。

でも、ぼくが進学塾講師をやっていたときの経験では、中学受験はあまりよろしくない。
特に男の子は精神的な発育が遅いですから、12歳での受験は時期早々。
上手く合格すれば良いんですが、失敗すると心への傷が大きい。
何より小学生という時期にやることじゃない。
小学生のうちはもっと身体を使った遊び、野外での経験などの方が大切。
それをやらないで受験勉強を強いるのは、子どもをダメにしますよ。

受験に挑戦させるなら高校受験からがいいと思います。
15歳のイニシエーションには最適です。
我が子たちは、高校は都立高校に入れたいと思っています。
旧ナンバースクールのトップ校ですね。
石原都知事の肝いりで、近年旧ナンバースクールはいい生徒が集まってきているようです。
先生も公募制にして、やる気のある先生を集めている。
その反動で、都立中堅校(主に新制高校)が落ち込んでしまっているのは残念ですが。

都立は内申点のような変な制度がいまだにあります。
内申点があるため、公立中学校からの「いい子ちゃん」が合格しやすい。
でもトップ校は内申によらない試験の点数だけで合否を決める枠もあるそうです。
それなら私立中学からでも挑戦できます。
むしろ、絶対いい点数を取る!という大きな「壁」になり得ます。

都立には推薦制度もあるようですが、これは選択しない。
せっかく勉強するチャンスなのに、推薦じゃもったいないんです。
だってね、都立トップ高校に合格するのが最終目標じゃないからです。

益川敏英『科学にときめく』かもがわ出版¥1500-にこうありました。

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大学入試の推薦制度というものも問題ですね。
あれは初めから腐敗を引き起こすと思ったのですが、高校の先生がよくできる生徒を推薦してこないのです。
実力で入れる生徒は放っておいて、二番手、三番手の生徒を推薦してきます。
社会のベルトコンベアの一過程として定着しているので、そういうなかで必ず教育が腐敗していきます。(172p)
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二番手、三番手の生徒なら、本当はもう一歩努力させるべきなんです。
トップの生徒なら、既に十分な基礎学力が身に付いているので、わざわざ試験する必要がない。
くだらない受験勉強なんかさせずに、生徒自らがやりたい勉強を自由にやれるように時間的余裕を与える。
それが推薦制度の本来なんです。
高校は人生の通過点にすぎません。
もっと先を見据えて、今何をした方がいいのか選択する。
推薦というある意味「楽」な選択をしてしまって、反って損をしてはいけないと思うのです。

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