2010年6月9日水曜日

男の子が元気がないひとつの理由

こんにちは

ぼくは地方の小都市に出張に行く機会がよくあります。
そういうときは「ついで主義」で、時間と体力の許す限り街中を歩いて見て回ります。
しかし何ですなー、地方の方がへんてこな格好をしている若者がいますなー。
東京にもへんてこなのはいるんでしょうが、人の数が多いので目立たないだけかも。

先日もある小都市に出張して、バスが来るのをベンチで待っているとき、キョーレツなミニスカートの女の子が歩いてきました。
もうパンツまで数mmというくらいのミニ。
思わずじ~っと見ちゃいましたよ。

するとそれに気づいたお姉ちゃんがぼくに向かって言いました。

 「何見てんだよ!このエロオヤジ!!見るんじゃねえ!!!」

ええ~?!
確かにぼくはエロオヤジだよ。
でも見せてるのは君の方じゃん!
って思ったけど、口には出さずうつむくだけの気弱なぼく。。。

最近、「草食系」と呼ばれる男の子が増えているそうです。
草食動物のようにおとなしく、欲望をむき出しにすることがない男子。
女の子に積極的にアプローチしない、できない男子。
それどころか、何事にも消極的で受動的な男子。
なぜこういう男の子が増えてしまったのでしょうか。
キョーレツミニスカ女子に「エロオヤジ」呼ばわりされたとき、その理由が分かりました。

思春期の男子が性欲も昂進するのは自然なこと。
男の子にとって本来、女子の太ももとかパンツとかは欲望の対象です。
もう見たくて見たくてたまらないものです。
あわよくば触らせてほしいもの。
そういうものをミニスカ女子は目の前でオープンにしている。
当然男子はそれをじっくり見たいわけです。

ところが女子はこう言うわけですよ。
「見るんじゃない。スケベ」ってね。
これは男子にとって残酷なことですよ。
欲望の対象が目の前にあるのに、それに欲望を持ってはいけないと禁止されるわけです。
それでも男子は女子に嫌われたくないですから、女子の指示?に従うわけです。
視線を落とし、うつむいて生きるしかないじゃないですか。

最近の女子は普段着だけじゃなくて、中学校、高校の制服のスカートまでミニスカにしちゃってます。
でもそれはじーっと見てはいけないものなんです。
教室の中でもうつむいているしかない男子。
生徒は長時間学校で過ごすわけですから、長時間うつむき続けていなくちゃならない。

強い欲望を抑制すると、あらゆる欲望をも自主規制するようになってしまいます。
何事も欲望することはいけないことなんだ、と思い込むようになる。
それが消極的で受動的な「草食系男子」の作り方なんだと思うのです。

林望『新個人主義のすすめ』集英社新書\700-にこんなことが書いてありました。

###
過剰な肉体のディスプレイは、大いに品格を損なうばかりでなく、セクハラなどを誘発し、そうでなくても男たちに無用の心理的負担をかけますから、明らかに迷惑なのです。
個人主義は、他人に迷惑をかけないことが原則なのですから、変に太ももやおしりや胸の谷間なんぞをひけらかすような格好をするのは、迷惑行為、つまり個人主義の理想から大いに逸脱するのだということ、これはどうしても言っておかなくてはなりません。(174p)
###

うむむむ、なるほどー。
リンボウ先生もなかなかのエロオヤジですなー。
あはははは。

0 件のコメント: