2010年12月5日日曜日

かわいげのある人になる技術


こんにちは

先週末、職場で餅つき大会を開催しました。共済会(互助会)主催です。
10年以上前までは毎年末の恒例行事だったんですが、しばらく途絶えてしまっていました。
衛生上の問題もあったり、何より勤務時間中にレクレーション行事をやるようなご時世ではなくなってしまったからです。
でもそれは寂しいこと。
やっぱり時には職場のみんなが集う機会があった方がいい。
同じ職場に勤めながら、知らない人ばかりというのは寂しいですよね。
まして我が社は研究所なので、こういう機会がないと人間関係は自分の属する研究室だけになりがち。
一緒に餅をついたり、食べたりして、顔見知りになる。
それで異分野の人とも知り合い、共同研究やキャリアビルドにつながることもあると思うわけです。

昔のように大々的にはできませんが、出来る範囲での開催。
退勤時間後、イベント会社などを活用して、去年から餅つき大会を復活させたんです。
ぼくが労組委員長を引き受けた大きな理由も、餅つき大会を復活させたかったから。
幸い去年ぼくは共済会の幹事にも選ばれました。
共済会会長である総務担当理事も餅つき大会を復活させたい意向もあったので、ぼくも実行可能なアイデアをあれこれ出しました。
最初は、衛生面がどうの、勤務時間がどうのと言っていた他の幹事も、最後は「労組委員長が協力するっていうなら、やってみましょうか」と言ってくれたんです。
やったー!

今年もなかなかに盛況でした。
1000人以上の人たちが集まってくれましたよ。
もちろんぼくは餅つき役を引き受けました。
我が家も家族で参加。
お餅を美味しそうに食べたり、幸せそうな顔をして会場を出て行く人を見て、我が妻も「よっちゃん、いいことしてるよ!」と褒めてくれましたよー。
ハッピーですねー。

さて、仕事をしていていつも思うことがあります。
いい仕事をしているように思える人と、できないように思えちゃう人がいる。
両者は、ほぼ同じ内容と質の仕事をしているにも関わらず、そう見えちゃうんです。
一方はできる人に、もう一方はダメな人に。
それは、アピールの仕方の上手い下手だとしか思えません。

たとえば、上司から何か仕事を頼まれたとき。
にっこり笑って受け取るか、嫌な顔をして受け取るか。
どうせやらなくちゃならない仕事なら、にっこり笑って受け取った方がいい。
その方が得をしますよね、当然。
嫌々引き受けてもらうより、喜んで引き受けてくれる人の方が好ましいのは当たり前。

あるいは、郵便局に行く用事があるとき。
黙って自分の用事だけしに行くか、行く前に一声「郵便局に行くけど何か用事ありませんか」とみんなに声をかけるか。
誰も用事がなかったとしても、声をかけてもらえば好印象を持ちますよね。

あるいは、難易度の高い仕事を任されたとき。
自分一人でヒーヒー言いながらやるのも大事ですが、ちょっと先輩に相談したりして手を借りちゃう。
人は誰かに頼られることが基本的に好きです。
頼られると自尊心を満たされるからかな。
そして出来る人ほど誰かから頼られるのが嬉しいんです。
頼られれば絶対に手を貸してくれるものです。
ついでに先輩の技を盗んじゃう。
そうやって自分の実力以上の仕事をやってしまうことができるんです。

要するに、「かわいげ」のある人の方が得をします。
かわいいと言っても、決して美人の若いねーちゃんの話じゃありませんよ。
いい歳したおっさんでも、かわいげのある人っているんですよ。
そういう人は、いい仕事をしているように見えちゃうんです。
課長とか部長とかかなり偉いポストの人でも、かわいげのある人はいます。
むしろ、偉い人の方がそういう人の存在割合が高いような気もします。

ハイブロー武蔵『ツキを絶対につかむ行動法則42』大和書房\1300-に、「可愛がられる要件」が書いてありました。

 ①「ハイ、わかりました」と素直に言える。
 ②笑顔が自然に出る。
 ③自分の仕事で手抜きをしない。
 ④自分の得することばかりを考えない。
 ⑤仲間、同僚に信頼されている。ウソをつかない。
 ⑥時間にルーズでない。相手の時間を気にすることができる。
 ⑦自分を成長させようという意欲が感じられる。(61p)

要は「誠実」にやることですね。
誠実って、相手の立場を尊重するということなんですよね。
だから人は、誠実さを好ましいと思い、かわいげを感じるものなんでしょうね。
ぼくも自分の仕事はもちろん、職場のみんなのため、もっと広く世の中のためになることも、自分の出来る範囲で誠実に一生懸命やって、かわいげのあるおっさんになりたいと思います。


我が息子、溌貴君、野依理事長とも写真を撮ってもらいましたー。
お隣はぼくの妹です。
ハッピー、ハッピー。

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