2011年11月27日日曜日

少し冒険させる


こんにちは

今日は日曜日。
何にも予定を入れず、のんびり過ごす。
そういう日も必要です。

でも子どもは退屈。
近所、我が家から1km程離れた場所にある「ビッグボーイ」に連れて行け、と言うんです。
そのお店にお目当てのガチャポン(カプセル入りのおもちゃ、200円)があるから。
そこへ車で連れて行ってくれと言います。

当然、こういうおもちゃはお小遣いで買わせることにしています。
お小遣いは、はっちゃんは月給制で毎月1000円、とんたんは毎週200円あげることにしています。
今週はまだとんたんにお小遣いをあげていませんでした。

そこで思い立ちました。
子どもたち二人だけで、ビッグボーイまで行かせようと。
ビッグボーイまでの1kmは、歩道もちゃんとあり、それほど危険はありません。
子どもたちだけでも行ってこられるでしょう。
とんたんも自分の自転車をこいで行く。
はっちゃんはとんたんの面倒を見ながら行く。
それならとんたんにお小遣いをあげるよ、とぼくは言いました。

子どももお金には弱いわけです。
お小遣いをもらえるとなったら、努力もするんです。
ちょっとした冒険でもあります。
とんたんも「自分の自転車で行ってくる!」となりました。

出発してから1時間あまり。
往復1kmの割には帰りが遅かったので、心配になって迎えに出てみることにしました。
目白通りと環八との交差点まで行くと、向こうから二人がこちらに向かってくるのが見えました。
ホッと一安心です。
無事、行ってこられましたねー。
スバラシイ!

はっちゃんは自分の持っている1000円札を、ビッグボーイのレジで100円玉に両替してもらったそうです。
がちゃぽんは一人一つだけ買ったんだと思ったら、はっちゃんがとんたんに200円あげて、二つずつ買ってきました。
ちょっと無駄遣いだねえ。
でも自分のお小遣いを使う分には、親は文句を言わないことにしています。
二人で買ってきたおもちゃで遊んでる姿を眺めながら、ま、それもいいかーって思っています。

やっぱり読み書き計算が大事


こんにちは

はっちゃんの学校の参観日。
2時間目は生活科の授業でした。
この時間は「掃除機を使ってみよう」でした。
先生がわざと教室にごみを撒き散らし、子どもに掃除機で掃除させる。
親も子どもと一緒に掃除する。
とても楽しいものでした。

ぼくは生活科なんか学校でやる必要はない、と思っています。
掃除機の使い方なんか、本来家庭でやるべきことです。
親がしっかりした教育観を持っていれば、子どもにある程度のお手伝いをさせているはずです。
子どもにお手伝いをさせた方が、子どもはよく育つことを知っているからね。
もちろん我が家でもさせていますよ。
はっちゃんには玄関掃除、とんたんは雨戸の開け閉め。
それから近頃は、ちょっとした買い物も子どもたちにやらせています。
お手伝いのレベルも子どもたちの年齢に従って徐々に上げていくつもりです。
茶碗洗いとか、お風呂掃除とか、トイレ掃除とか、夕食の準備とかね。
これは子どもが家にパラサイトしている限り、中学生になろうと、高校生になろうとさせるつもりです。
受験なんて時期でもやらせます。
だって、せいぜい10分かそこらでできることです。
お手伝いをやらせないで勉強時間を増やすメリットより、デメリットの方が大きいのは自明でしょう。

ちゃんとした家庭に育つ子なら、生活科なんか必要ないんです。
でもまあ学習指導要領で決まっているからやらざるを得ないわけです。
ならば無理せず楽しくやるだけでいい。
せいぜい、きっかけを与える程度で十分です。
その点、はっちゃんの先生はそれが分かってらっしゃいますね。
子どもに押しつけるようなことが全然ありませんでした。
そしてやんわりと親たちに「お手伝いさせましょうね。その方がオトクですよ~」と伝えてるのかな、と思いました。

では学校でしっかりやるべきことは何か。
小学4年生までは読み書き計算だと思います。
小4までの読み書き計算ができれば、あとは自分の好きな勉強をやればいい。
読み書き計算の技能があると、あとは情熱さえあれば何でも習得可能です。
逆に言うと、小4までの読み書き計算がしっかり身に付いていないと、好きな勉強を続けることができないんです。
時々ぼくは若い技術者君に資格試験の勉強を教えることがあります。
そういうときでも、簡単にあきらめちゃう若者はたいてい読み書き計算に難がある。
テキストの漢字に読めない字が多いとか、電卓を使っても計算ができないとかなんです。
でも二十歳を過ぎた青年に、小学校からの読み書き計算から再勉強をさせようというのは難しいです。
若者にもプライドってものがありますから、今更小学校の勉強をやり直しするだけの気力を持てないんです。
脳には臨界期ってものもあって、ある勉強をするのに適した年齢というのもあります。
読み書き計算はやっぱり5歳から12歳くらいが適齢であるというのが、教育学上の経験則なんです。

公文毅『どんな人間がこの時代を生き抜くか』河出書房新社¥1400-に載っている加藤周一さんは、もっと極端なことを言っています。
義務教育は、国語と算数だけでいい、って。

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義務教育に対する私の意見は、国語と数学だけをすべての子供に教える、そして英語も含めてほかのすべての科目は選択性にすべし、というものです。
今の詰め込み教育では、子供の負担が多すぎると思います。
あまりに負担が多いからのいって、教科書を薄くしたり、授業時間を削ったりしているでしょう?
しかしそれは因循姑息な手段だと思います。
教科書を薄くするために、高度な技術を駆使して、短い文章に、ただの一言もむだなく大事なことを詰め込む。
しかし、それを全部理解し覚えるのは大変なことです。
また授業時間数を減らすと、教師は、あれも大事だ、これも大事だと、短い時間に詰め込んで、授業はもっと難しくなります。
子供の負担はそういう方法では減りません。
減らす唯一の方法は、習う科目を減らすことです。

学校を出てからどういう知識が必要になるかということは子供によって違います。
そこで何が必要になっても大丈夫なように、すべてのことを教えようとすると、負担が大きくなってしまいます。
だから、義務教育では知識を教えることをいっそやめてしまって、知識を獲得する手段だけを教える。
そして、義務教育を終えたあと、必要に応じて、その手段を使って知識を獲得するというふうに踏みきればいいのです。
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科目を減らして、その分重要なことに注力する。
重要なことは強制するわけです。
善意の強制ですね。
その他の教科は選択制にして、子どもの興味関心に任せるわけです。
でもぼくはそこまでしなくてもいいし、学校にはきっかけを与えるという役目もあるので、今のままでいいですけどね。
強制されて初めて面白さのわかることもあるからです。
ゴリゴリに押しつけられなければ、生活科だってちょっとはやってもいい、とも思います。

なぜ読み書き計算、国語と算数が重要なのでしょうか。
加藤さんはこう言います。

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知識獲得の手段というのは言語です。
日本人が必要とする言語は二つあって、国語つまり日本語と、数学なんですね。
その二つの言語を使えば、よほど専門的なことは別にして、大抵のことはわかる。
ところが、どちらかが欠けていると、獲得できる知識の範囲が急に減少します。(134p)
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ここはぼくも大賛成です。
読み書き計算がしっかりしていないと、新たな知識を獲得するときに支障が出る。
国語と数学は、その意味で「技能」なんです。
人生をよりよく生きていくために身に着けておくべき技なんです。

背筋を伸ばせ、頭を鍛えよ


こんにちは

昨日ははっちゃんの学校の参観日。
算数と生活科の授業を見てきました。
算数の授業の始めは、計算練習。
加減混合算5問でした。
1年生に加減混合算をやらせるのはすごいですね。
普通の1年生はやらないでしょう。

小学4年生までは、読み書き計算の技能が重要。
文章題は出来なくてもいいけど、計算はある程度速くできる方がいい。
参観日の授業では、子どもたちがどのくらい速く計算できるようになっているか、親も同じ問題を解かされました。
よーい、スタート。
はっちゃんはクラスで5,6番目くらいでしたね。
ぼくは15番目の子と同じくらいに解き終わりました。
はっちゃんの方が速かったですね。
スバラシイ!

そしてはっちゃんの計算速度も、クラスで1番じゃないのも嬉しかった。
人間はスパコンじゃないんだから、計算速度1番である必要はないんです。
ある程度速ければいい。計算が苦にならない程度にね。
速すぎるのもよろしくない。
速すぎる子は、演算しているのではなく記憶している場合が多いのです。
算数、数学はロジック、プロトコルを学ぶ教科です。
計算が速すぎる子は、ロジック、プロトコルをすっとばしてしまうんです。
なので、算数、数学が得意にならないし、面白くならない。
ぼくの教師としての経験でも、計算が速すぎる子、そろばんを習っている子は算数がそれほど得意にならないんです。
算数=計算になりすぎちゃって、算数=考えるという習慣が失われる。

もちろん計算は遅すぎてもダメです。
遅すぎると面倒くさくなるからです。
面倒くさいと計算しなくなります。
適度な速度で計算できるよう訓練しておくのは、小学4年生までの算数の要なんです。
この苦にならない程度に計算に習熟するって、大切なことなんですよ。
大人になって、社会人になって、気軽に四則計算をやれる人ってホント少ない。
ちょちょいと計算してみるだけで、世の中のことがよく分かるようになるのにね。
間違えること、騙されることもなくなるし。

岸本裕史さんが開発し、蔭山先生が広めた100ます計算でも、あんまり「もっと速く!」と子どもの尻を叩いてはいけないのです。
足し算、引き算なら3~4分程度、かけ算九九なら2分台でできるようになれば十分。
もちろんガンガン練習させれば1分を切る時間でできるようになりますよ。
でもそれは意味がないし、害もあるんです。
ある程度速く計算できるようになったら、そこで合格ってした方がいい。
100ます計算で失敗する先生は、速くばかりを求めちゃっているんですよ。

話を戻して。
我が家も、家でも計算練習させようかと思って、100ます計算用紙をエクセルで作りましたが、今のところ必要ありません。
学校で十分訓練されているからです。
繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算も、ほぼマスターしているようです。
先生、ありがとうございます!

参観日でいいなーと思ったのは、クラスの子どもたちの姿勢がいいこと。
背筋をシャンと伸ばしている子がほとんどでした。
もちろんはっちゃんもシャンとしていましたよ。

外山滋比古『子どもを育てる絶対勉強力』幻冬舎文庫から引用します。

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先日、NHKテレビがおもしろい実験をしてみせた(1999年8月4日放送「ためしてガッテン」)。
姿勢によって頭がよくなったり、わるくなったりするというのである。
実験はこうだ。
ABCの三人にはよい姿勢をとらせ、DEFの三人にはネコ背になってもらう。
同じ本を引き写す作業を一斉にさせる。
十分間にどれだけ書けるかを調べた。
ABCはみんな原文の五ページ前後を写してたのに、姿勢のよくないDEFは三ページくらいしか写せない。
姿勢のよい方がよい結果をもたらす。
念のために、役割をひっくりかえし、ABCにネコ背になってもらい、DEFには背筋をのばして、同じ作業を同じ時間させる。
すると、さきには五ページ書き写したABCが、三ページちょっとになり、DEFが五ページ近く写していた。
こうなると、姿勢が決め手になっていることを認めないではいられない。(163-164p)
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物事に取り組む心構えも「姿勢」と言ったりします。
それは、真剣に取り組むためには身体だって姿勢をよくしないとダメだからです。
背筋を伸ばし、腰骨を立てると作業効率が上がるからです。
背中が曲がっていると内臓を圧迫し、神経の伝達が遅くなります。
姿勢は大事なんです。

2011年11月26日土曜日

メガソーラー


こんにちは

昨日は電気技術者協会の見学会で、東京電力浮島メガソーラー施設を見学してきました。
電気技術者協会は電気主任技術者の人たちの研修団体です。
技術者協会の見学会や勉強会に参加すると、元気をもらえます。
矍鑠とした爺さんたちが、好奇心丸出しで参加しているんです。
ぼくも50歳を過ぎましたが、参加者中まだまだ若者の部類に入ります。
まだまだヒヨッコだなーって思います。
そして、こういう元気な爺さんになりたいなーって思えるんです。

なぜ技術者協会の爺さんたちは元気なんでしょうか。
電気主任技術者という国家資格を持っていると、停年なんかないわけです。
足腰と頭が丈夫なうちは仕事があります。
電気保安の仕事は経験が活きる仕事ですから、年寄りの方が役に立つ。
難しい国家試験を合格しているから基礎知識も十分にある。
基礎知識の上に経験を重ねた技術者は強いですよ。
75歳くらいまでは十分務まります。
そんなに稼ぎがいいわけではないでしょうが、社会から求められる人材でいられる。
オトコは仕事ですからね。
年を取っても年金頼りではなく、自分の腕で稼げているという自負。
これが元気の素なんだと思うわけです。

さて、浮島メガソーラーです。
11haの敷地に7000kWの太陽光パネルがびっしり並んでいます。
http://www.tepco.co.jp/csr/megasolar/

東京電力の方に、太陽光発電の年間発電電力量をざっくり概算する計算式を習ってきました。

 年間発電電力量(kWh)=最大発電電力(kW)×1000(h)

だそうです。
浮島メガソーラーなら最大発電電力7000kWですから、

 7000×1000=7,000,000kWh=700万kWh

となります。
1000倍するってことは、最大電力換算で年間1000時間しか発電しない、ということ。
火力ならメンテ期間を除いても8000時間は稼働しますから、1/8しか発電しない
わけです。
7MWメガソーラーと威張っていても、火力換算だと875kW相当ってことです。
ずいぶん小さいですね。

逆に言えば、火力同等とするには8倍の設備が必要ということです。
現在の火力発電所の最大級のものは、出力100万kWにも及びます。
100万kWクラスの火力と同等の太陽光発電は800万kWも必要なんです。
浮島メガソーラーの敷地は11ha。
800万kWの太陽光発電所の敷地は、11×800万÷7000=12,571ha。
ってことは、11km四方の面積になります。
東京の山手線がはいっちゃいますね。
そう考えると、今の電力需要のままでは太陽光発電と置き換えるのは、ちょっと現実的ではないなあ。
ということを考えたりした1日でした。
楽しい、楽しい!

2011年11月22日火曜日

第一旭の神戸ラーメン


こんにちは

ぼくは浮気性ではありません。
何事もとことん極めたいタイプ。
だってね、浮気性の人って底が浅いと思うんですよ。
物事を表面的にしか見ない。
表面だけ見て判断しちゃうんですよね。
すぐ、つまらないと思って、違う対象へ向かってしまう。
深く見てみると、なんでも意外と面白いものなのにね。
だから浮気性は損だと思うわけ、ぼくは。

今ぼくは単身赴任のケチケチ生活をしていて、ご飯も自分で炊いて食べています。
外食はお金もかかり、健康にもよくないですからね。
毎日じゃあ、財布も体ももたないですよ。
でも週1度だけは外食してるんです。

その外食も、あちこち食べ歩く、と言うよりは、気に入ったお店に通いつめるって感じですね。
浮気性じゃないですから。
神戸では、スパコン棟を建てている頃、前半はずーっと「らーめんたろう」ばっかり行っていました。
後半は「天一軒」ばっかり。

で、最近はここにはまっています。

 神戸ラーメン 第一旭 三宮店
  http://www.asahi-foods.co.jp/

Bラーメン\700がお気に入り。
チャーシュー麺です。
このチャーシューの量がすごい!
肉好きのぼくにはたまりません。
肉の部位もばら肉ではなく、ロース肉だったりするのも嬉しい。
もちろん、ラーメン自体も美味しいです。

しばらくは、毎週通いつめることになりそうです。
楽しみ、楽しみ!

2011年11月20日日曜日

専門家も認めたスパコン!

理研スパコン「京」が、スパコン技術専門雑誌『HPCwire』2011年度のHPCwire 年間賞を受賞!スバラシイ!
http://www.riken.jp/r-world/topics/111115/index.html

2011年11月19日土曜日

子どもは水っぽい


こんにちは

いやあ、はっちゃんやとんたんのクチビル、ぷるぷるですよー。
男の子だけど、まだ単身赴任に出かけるときにチューしてくれますが、ぷるぷるのクチビルで気持ちいい。
女房の晶ちゃんからチューされるより、気持ちいいぞー。
あははははは。

なぜクチビルぷるるんなのかというと、子どもは水分が多いからね。
というより、水分がたっぷりないと成長しないんです。
水は物質が化学反応を起こすために必要なものだからです。

本川達雄『生物学的文明論』新潮新書\740-にこう書いてありました。

###
私たちヒトも、水が多いと活発です。
ヒトも子宮という水環境の中で一生を始めます。
そして生まれ落ちたばかりの赤ん坊は体の80%が水です。
成長するにしたがい水は少なくなり、成人では60%になります。
その内訳は、細胞の内部にある水が40%、細胞の外部に存在する水が20%です。
水の2/3は細胞の中にあります。
水分含量は20歳を過ぎても減少し続けますが、おもしろいことに、細胞外と細胞内とでは、減り方に違いが見られます。
細胞外の水は30歳以降はほぼ一定で変わらず、減少しません。
減るのは細胞の中にある水のほうです。
これは年とともにどんどん減り続けます。
細胞が生命活動の主な場であり、その水が老化と共に減っていくのです。(86p)
###

ですかー。
我が子たちもチューなんてしてくれるのは、あと1,2年でしょうね。
それまでは、水分たっぷりのクチビルを堪能させてもらいましょー。

2011年11月18日金曜日

「役立つ」スパコン!

理研スパコン「京」、ゴードンベル賞も受賞!
もう、スパコン関係の賞を総なめですねー。
ますます役に立つ、使えるスパコンであることを証明できましたー。
http://www.riken.go.jp/r-world/info/info/2011/111118/index.html

2011年11月16日水曜日

チームワーク!


こちらもすごい!
「チームワーク・オブ・ザ・イヤー2011」最優秀チームに京速コンピュータ「京」開発プロジェクトチームが決定!!
チームの末席にいれてよかったな~。
http://group.cybozu.jp/news/11111401.html via @cybozu

「使える」スパコン!


LINPACK世界一だけじゃない!
京速コンピュータ「京」がHPCチャレンジ賞 4部門すべてで第1位を獲得!!
すごい、すごい!!
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2011/11/16-2.html

こたつで支援


こんにちは

急に寒くなって来ましたね。
東北はもっと寒いと思います。
被災地の仮設住宅へ、こたつを送る支援にぼくも参加。
https://www.kauloco.com/ecmatch/products/detail.php?product_id=19

ぼく自身は節電のためこたつはもちろん、エアコンも使わず、早寝早起き、ドテラを着込んでこの冬を乗り切ろうと思っています!

2011年11月15日火曜日

1位をキープ!


理研のスパコン「京」が世界一をキープ!
ぼくも徹夜でインフラ設備を運転しましたが、頑張った甲斐がありましたー。
http://top500.org/list/2011/11/100

2011年11月13日日曜日

裏文化が子どもを育てる


こんにちは

今週末は、はっちゃんの学校の学園祭でした。
面白かったですよー。
校舎内に学習展示もありますが、たぶんこれはエクスキューズにすぎないでしょう。
校庭ではお父さん、お母さんたちの出店する模擬店がたくさん。
カレーライス、豚汁、たこ焼きなどジャンクフード食べ放題。
そしてお父さん主催のゲームコーナー。
スーパーボールすくいやコリントゲーム、モグラたたきなどに子どもたちが群がります。
ゲームで高得点を取ると、おもちゃやお菓子がもらえます。
要するに昔のお祭りの縁日が学校内に再現されているわけです。

もちろんお金がかかります。
子どもたちは自分のお小遣いを使って、食べたいものを食べたり、やりたいゲームに熱中する。
みんな1回100円程度ですから、1000円かせいぜい1500円そこいらでしょうが、子どもたちはここぞとばかり散財するわけですよ。
学校が子どもに無駄遣いさせちゃうわけです。
こりゃー、ぼくとしてはたまらんですね。

そして学園祭の〆はビンゴゲーム。
全校生徒が体育館に集合して大ビンゴ大会が開催されるのです。
この景品がすごいんです。
ディズニーランドのチケットやら、iPodやら、人生ゲームやら、旅行券やら。
1万円を超えるような景品もずらり。
子どもだけじゃなく、一緒にいる親も興奮してしまいます。
もちろん当たらなかった子どもにも参加賞はありますがね。
こんな感じで、もう最初から最後までめちゃくちゃ楽しい学園祭なんですよ。

たぶん、こんなことは公立学校ではできないでしょう。
「学校でお菓子など食べさせて食中毒になったらどうするのでしょうか」とか「学校でお金を使うなんて、家庭が貧しい子がかわいそうです」とか「クジに当たったこと当たらなかった子が不平等です」なんて言って反対するオバハン先生が必ずいる。
確かに正論を言ったらその通りですよ。
でもね、学校は正論=表文化だけじゃダメなんですよ。
子どもには裏文化も必要なんだと、ぼくは思うんです。

裏文化とは、ちょっといかがわしい経験です。
身体に悪いものかもしれないけど、食べちゃう。
無駄遣いはいけないことかもしれないけど、使っちゃう。
たまにはそういうこともやらないと、人間って成長しないものなんです。

そして、裏文化が豊かになると、表文化も育ってくるのです。
あんまり正論で、ぎちぎちしていると、人間はしなやかさが失われていく。
正しいことばかりやっていると、小さなつまらない人間にしかなれない。
時々は羽目を外すから、普段はちゃんとやるってもんです。
時々は下らんことをするから、普段上品にもなるんです。

「食中毒になったらどうする」とか「不公平になる」とか言う輩は、裏文化の価値がわかっちゃいないんです。
はっちゃんの学校は、先生も親もそれがわかっているんですね。
スバラシイ!

2011年11月11日金曜日

自信のタネを蒔こう!


こんにちは

特級ボイラー技士試験に合格したので、ぼくのゴキゲン度もアップしましたよ。
引いていた風邪もどこかへ飛んでいってしまったくらいです。
ゴキゲンだと仕事もはかどりますね。
やらねばならない雑事もサクサクっとやっつけ、空いた時間をつくってやりたい仕事にも取り組める。
うれしいですねー。

子どもでも自信のない子って、おどおどしていて、なかなかやろうとしないし、やっても時間がかかるし、そのうえ頓珍漢なことをやってしまい、やり直しになったりしますよね。
社会人でもそうですね。
自信のない若者は、どこか視点が定まらず、仕事の着手も遅いし、時間もかかるし、手戻りも多い。
手戻り=失敗でもあるので、さらに自信をなくす。
自信がないから、意欲もなくなる。
最悪最後は、逆切れしたり、引きこもっちゃったりね。

そういう子どもや若者に「もっと自信をもってやりなさい」とか「意欲的に取り組め」なんて、親や上司は説教してしまいます。
でも、どうやったら自信を持てるのか、どうしたら意欲が湧いてくるのか分からないんですよ、本人は。

ぼくが教師だった時の経験でも、子どもが自信を持つと何事もうまくいくようになっちゃう。
その自信のタネは、たった一つでもいいんです。
たとえば、漢字の書き取りに自信を持つだけで、その他のことにも意欲が出てくる。
宿題をやるようになるし、家のお手伝いもするようになる。
逆に、問題行動は減っていく。
だからひとつでもいいから自信のタネを植えつけることから始めるんです。

板倉聖宣さんはこう言います。

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自信がつくためにはこれまで学んだことが身についたという<実績>がなければだめです。
<実績>があるから自信ができるんです。(『楽しい授業の思想』)
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そうなんです、自信のタネは「実績」にあるんです。
簡単に言えば「できた」という経験です。「うまくいった」という体験です。
逆に言えば、できた、うまくいったという経験なしに自信なんか生まれないんです。

ぼくが資格試験を受験しつづけている理由は、究極には「自分で自分に自信をつけるため」なんだと思うんですよ。
合格という「実績」を得るため。
合格証という目に見えてはっきりと示せる実績が欲しい。
それによってより自分に自信を付けたい、と欲しているのかもしれませんね。

ぼくはもともとあまり自信のない人間なんです。
そうは見えないかもしれませんがね。
だから少しでも自信を付けたいと願ってきたんです。
そのために資格試験を利用してきたと言ってもいいかもしれません。

たとえば、ぼくの本業である建設工事の監督であるとき、施工者のプロの人たちと対等に議論し、よりよい仕事をしたいと思って来ました。
そのために、施工者のプロの人たちと同等の資格を持つ。
やっぱり相手の方が格上だと思っちゃうと、どうしても腰が引けちゃうじゃないですか。
言うべきことも言えなくなってしまう。
それではいい仕事はできませんよ。

子どもへの教育でも同じだと思います。
何か「できる」「うまくいった」ということを経験させる。
そうすれば自然と自信は生まれてくるんです。
できない、うまくいかないのに、自信なんか生まれようがありません。

そして、親が「うちの子、なかなかやるじゃない」と思えるようになるといいんですよね。
誰が言っていたのか忘れてしまいましたが、人間というのは「尊敬を食べて生きている」存在なのだそうです。
誰かから尊敬されると生きている実感が生まれる。
尊敬とは、存在意義を認められる、ということでもあります。
この子は、この人は、なくてはならない人間だ、と誰かから思われたり、言われたり。

自信を得て、誰かから尊敬されるようになると、意欲も生まれてくるのです。
板倉さんはこうも言います。

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意欲のほうは、楽しいから意欲が出てくるんです。
楽しいと意欲が出てくるんです。
何らかの意味で楽しくなければ意欲なんか出てきません。(同書)
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なぜ楽しいのか。
できる、うまくいくからです。
できる、うまくいくと、誰かから認められるからです。
誰かから認められれば自信がつきます。
自信を持ってとりくめば、やりとげることができます。
どんどんゴキゲンに楽しくなっていくんです。

そして板倉さんはこう言っています。

  自信を持たない人間に考えることはできません。
            (『仮説実験授業の誕生』)

逆に言えば、自信のない人間はちゃんと考えることができない。
考えられないから、なかなか仕事に着手できない。
仕事に着手するのは、締め切りだとか上司の催促だとか、外的要因で始める。
つまり、考えがまとまらないうちに仕事に着手するから、なかなか進まない。
よく考えずにやってしまうので、誤りが多くなる。
結果として手戻りになってしまい、失敗に終わるわけです。

自信を持つから考えることができる。
きちんと考えて行動するから、うまくいくんです。
常に自信を持てるよう、意欲が出るよう自分をメンテする。
それも大人のたしなみじゃないかなーって思って、今日もバリバリやるわけです!

2011年11月9日水曜日

人生の主役であり続ける方法


こんにちは

昨日、10月に受験した特級ボイラー技士国家試験の合格発表がありました。
見事合格!
けっこう大物をGetしましたよー。
やったー。

ボイラーというのは火を炊いて蒸気を造る機械。
その蒸気は高温かつ高圧になります。
高圧の機械は操作を誤ると、爆発します。
その爆風とあたりに飛び散る高温の蒸気やお湯で、被害甚大になります。
だから、きちんとした知識と技術を持った人に運転させなくては危険なのです。
だから、安全衛生法という法律で、ある規模以上のボイラーはボイラー技士免許を持つ者に取り扱いをさせなくてはいけない、と規定しているのです。
特級ボイラー技士は、熱交換器の面積が500m2以上の超大型ボイラーの取扱主任に選任されるための資格です。
熱交換器面積が500m2以上というと、もうほぼ火力発電所のボイラークラスですね。

ぼくはテキストを買うと、購入年月日をテキスト表紙に書きこむようにしています。
特級ボイラーのテキストには、'04.08.27とありました。
ということは、受験を志してから7年もかかったわけです。
実際に受験したのは3回目。
仕事の関係で受験申請しても受験しにいけないこともあったからね。

ともかくやり続けたのがよかった。
細々とでも、少しずつでも。
もちろん受験1ヶ月前からはけっこう集中して勉強しました。
根を詰めました。
それも嬉しい。
50歳を過ぎても勉強する気力、好奇心、集中力が維持できていることが確認できたからね。

いつもちょっとでも勉強していることが頭の隅にあると、日常生活も変わりますよ。
ぼくの職場にもそれほど大きくはありませんがボイラーがあります。
そのボイラーを見るときも、見る目が「微細」になります。
知識がないと、大雑把にしかものを見ることができないものです。
ボイラーの構成要素各部分を細かく見られるようになり、それらの相互関係もわかってくる。
すると、ボイラーの扱い方、よい運転方法も理解できてくるんです。
知識が得られて、仕事もうまくいく。
自分の仕事に関連した資格試験にチャレンジすることは、一石二鳥なんです。

そして合格すれば嬉しいですよ。
自尊心が高まりますね。
ぼくは、自尊心がある人間のほうがいい仕事をするし、いい人生を送れると思っているんです。
自尊心があれば自分を大切にします。
自分を損なうような馬鹿なことをしないように気をつけるようになるんです。

技術系の仕事をしていて事故を起こす人は、必ずといっていいほど自尊心が低い人なんです。
たとえば、ボイラーなど機械の運転にしても、自尊心のある人は「絶対間違いはしないぞ」と思って運転しますから、事故も起こりません。
常日頃から資格、免許に恥じない仕事をしようとするわけです。
事故を起こしちゃうと免許剥奪にもなってしまいますからね。

ご近所の早起き会の方が下さった小冊子『愛和』'11春号に、俳優の宇梶剛士さんのインタビュー「自分の人生では誰もが主役なんです」が載っていました。

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世の中には人の数だけ人生があって、すべての人が自分の人生の主役を務めています。
だから他人を憎んだり、うらやましがったりするのはやめてほしい。
そうした感情にとらわれるということは、人生の主役の座を降りて、他人の人生の脇役に甘んじていることだからです。
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誰だって、ぼくだって、誰かを恨んだりうらやましがったりすることはあります。
それを、自分を高めるチャンスにするか、それとも自分を自分で貶めてしまうかで人生が違ってきてしまうと思うのです。
誰かを恨んで、そいつをやっつけてやろうと、いつもそればかり考えて生きる。
誰かをうらやんで、そいつの足を引っ張ってやろうと、いつもそればかり考えて生きる。
それはハッピーな生き方じゃありませんよ。
宇梶さんの言う通り、自分を「脇役」に甘んじさせる人生になってしまいます。

誰かを恨んでも、そいつより楽しくハッピーな人生を築く。
誰かをうらやんでも、そいつよりもっと努力して自分の価値をあげてしまう。
人生の主役であり続ける。
ぼくもそうありたいなーって思っているんです。

2011年11月7日月曜日

風邪引いてます。。。


こんにちは

先週後半から風邪気味です。
だるいなー。
何もやる気がしませんよ、体がダルイと。
やっぱり体は心のご主人様ですね。
おまけに単身赴任の一人暮らし。
一人暮らしで病気になるのはやっぱり余計に気弱になります。

それでも昨日はメンタルヘルスマネジメント検定1種を受験してきました。
勉強期間は1ヶ月ほど、教科書を1度通読、過去問集を1回解いた、という程度での受験です。
http://www.mental-health.ne.jp/

鼻水ダラダラ状態で、ぼくのメンタルも最悪でしたが、何とか3時間の試験、それなりにがんばりましたよ。
論述問題のお題は「メンタルヘルスケアに関する産業医の役割を400字以内で書け」と「職場復帰第3ステップにおける情報収集と評価について4点述べよ」でした。
どちらも過去問にはない初出問題です。
教科書には書いてあった気もしますが、はっきり思い出せない。
もうこうなれば自分の経験から得たことを書くしかないです。

ぼくは数年衛生管理者のお役を仰せつかっていました。
その時に産業医の先生を観察していましたからね。
また労働組合委員長だったとき、職場復帰プログラム作成にもちょこっと関与しました。
その時のことを思い出しながら、なんとか書き上げました。

試験が終わって教科書を読み返してみたところ、それほど頓珍漢な解答はしなかったようです。
満点は無理でしょうが、部分点は稼げたはず。
発表が楽しみですー。

試験の帰りに三ノ宮ダイエーで電気あんか(880円)を買って帰りました。
夕べは布団を1枚足して、電気あんかを抱いて寝ました。
昔からの知恵で、体を温めると風邪はよくなるんですよね。
おかげで今朝は鼻水は止まっていました。
まだちょっとだるいですが、今日の仕事は何とかこなせるでしょう。

がんばりまーす!