2011年12月31日土曜日

競争は嫌いです


こんにちは

はっちゃんもとんたんも、気持ちが優しいです。
人を押しのけてまで自分の欲望を満たそう、という気はないようです。
誰かと競合するような場面では、さっと譲ってしまいます。
ちょっと気が弱いような気もしますが、それでいいとぼくは思っているのです。
だって、世の中競争じゃないからです。

学校でも職場でも競争、競争とうるさいくらいです。
で、どんな競争をさせられるかというと、隣の席に座る友だち、同じ部署の同僚と競争させられるんです。
これって間違ってませんか?

今の時代、競争に勝たなければグローバル社会を生き抜けない、というのも本当かもしれません。
でもね、いつでもどこでも誰とでも競争しなくたっていいじゃないですか。
勝負するには、勝たねばならない相手を間違えてはいけないのです。

競争好きな人ってちょっと鬱陶しくもあります。
成功したいという気持ちは分からなくありませんが、成功=勝つことじゃないんだよね。
自分の実力を上げて、結果的に勝つってのならオッケーなんです。
競争好きな人って、あんがい勝つために手段を選ばないんですよ。
誰かの足を引っぱったり、邪魔をしたりしてまで勝とうとする。
これって生産的じゃありませんよね。

こういうやり方で隣の席のクラスメイトや同じ部署の同僚に勝っても、クラス全体、部署全体の成績は上がりませんし、返って低下する。
それは、自分のクラスや自分の属する組織の競争力を削いでしまうからです。
身近な人と競争させられると、往々にしてこういうコトになりがちなんです。

戦う相手は、たとえば他校の誰かだったり、競合他社だったりするのが、本来でしょう。
そのためには、クラスメイトや同僚同士で戦っちゃいけないんですよ。
クラスメイトや同僚とは協力しなくちゃね。
クラスメイト、同僚とは助け合ったり、譲り合ったりして、結束を固めていくべきなんです。
そして、助け合うためには自分自身を向上させなければなりませんし、時に譲ることによってクラスメイトや同僚を向上させなければならないのです。

城戸淳二/阪本桂一『学者になるか、起業家になるか』PHP新書¥720-にこうありました。

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少なくとも子どものころから「1番を取ろう」という考えは必要ないと思います。
競争心と向上心は、別物だと思います。
なぜ、そう考えるのか?
もし競争に勝てばいいだけであれば、他の人が勉強しているのを妨害してもいいことになります。
もしそれで1番を取ったとしても、将来クリエイティブな人になれるかといえば、疑問です。(坂本、77p)
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だから我が子たちは、今のままでいいかなーと思っているんです。
誰かを蹴落としてまで勝ちたいという、という間違った競争心は持ってもらいたくないですね。
できれば、勝負する前に既に勝敗が決まっているような人物になってくれるといいな。
剣豪が構えただけで「参りました!」って言うようなね。

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