2012年3月29日木曜日

大判手帳は使うな!

こんにちは

手帳を見ると、その人が仕事ができるかできないかが分かります。
よく、大判のダイヤリーを使っている人がいますよね。
こういう人はたいてい仕事はできません。
大判ですから持ち運びに不便。
不便なので、つい持って歩くのが億劫になる。
打ち合わせの時、みんなでスケジュール確認しようとして、大判ダイヤリーを持ってき忘れていたりして困る。
そんなことがままあるんです。

第一、大判ダイヤリーは現場に持っていくことが困難。
大きな手帳を持ちつつ、現場を歩くのはとても不便なんです。
ぼくの仕事のように建設現場や設備運転では、手に何かを持って歩くこと自体が危険なことも多い。
よって大判ダイヤリーを使っている人は、手ぶらで現場に行くことになるわけです。
現場で気づいたことがあっても、メモを摂ることができません。
そもそも大判ダイヤリーを使っている人は、メモを取る習慣も見に付いていないので、現場で気づくなんてこともしないわけですが。
これだけでも仕事のスキルを磨くチャンスを大幅に逃しているんですよ。

そして大判ダイヤリーの最大の困難は、家に持って帰らないこと。
退勤時に職場に置いて帰ってしまう。
それって仕事時間とプライベート時間を完全に区切ろうという態度ですよね。
それでうまく自分をスケジュールできるんでしょうか。
きっと、仕事を離れたら仕事のことは考えたくない、という意識がどこかにあるんだと思うのです。

小宮一慶『バカになれる人はバカじゃない』サンマーク出版¥1300-から引用します。

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中には仕事を離れたら、もう仕事のことは一切忘れたいという人がいます。
はっきり言いましょう。
そういう人は転職をしたほうがいいのです。
いまの仕事が嫌いなのですから、その仕事で成功することはできません。
ムダに過ごす時間がもったいない。
人生の一番大事な時間を仕事で過ごすのに、その分野で別に成功したくないとか、ただ稼げばいいだけだとすると、本当にお金を稼ぐだけになってしまいます。
そしてそういう人はたいして稼げません。(63p)
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なるほど、なるほど。
仕事が嫌いな人ほど、仕事とプライベートを分けたがるわけですね。
で、逆説的なんですが、そういう人程、仕事はおろか、プライベートも充実させることができないのです。

仕事ができるようになるには、四六時中仕事のことを考えなくちゃいけません。
いや、仕事が好きだと四六時中考えちゃうんですよ。
職場にいようと、家にいようと、どこかへ出かけていようと考えている。
そしてアイデアが思い浮かぶ。
その時、ささっとメモを取ることができる。それは大判ダイヤリーを使っている限り、不可能です。

さらに、仕事が好きだろうと嫌いだろうと、どんな人もプライベートとのスケジュールの調整が必ず必要になるんです。
プライベートといっても義務的なこともたくさんあるわけです。
冠婚葬祭とか、親戚付き合いとか、家族サービスとかね。
こういうものとやりくりをするためには、仕事もプライベートも同じ場所に記入できる手帳じゃないとだめ。
いつでもどこでもサッと取り出し、予定を確かめる。
それができないと、子どもと約束したレジャーを仕事のために反故にして、家族の信頼を失ったりするわけですよ。
そういう人って、仕事上もけっこう信頼失っていたりする。
無理な約束をしがちだからです。
プライベートと仕事との調整を怠るからです。
人間、身体はひとつなので、仕事とプライベートをスパっと切るわけにはいかないのです。

ぼくは小さな、尻ポケットに入るサイズの手帳を使っています。
それを仕事の時も、現場に行くときも、会議の時も、家にいる時も、遊びに行くときも、いつでも持ち歩いています。もちろん筆記具も。
アイデアが思い浮かべば、尻ポケから手帳を取り出しササッとメモ。
スケジュールを確認するときも、尻ポケから手帳を取り出しパラパラめくる。
これが今のところ、仕事も家族も大好きなぼくにとって一番のやり方なんです。

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