2012年5月4日金曜日

計算は速くなくていい

こんにちは

はっちゃんの学校では、定期的に「計算コンテスト」を実施しています。
今は二ケタの足し算と引き算を筆算で20問。
これを3分間でやるんです。
小2の一学期としてはヘヴィでしょ。
鍛えてくれますね~。

はっちゃんは最初、出来がよくなかった。
学校から悪い点数のプリントを持ち帰ってきて、お母さんはびっくり、おろおろ。
一年生のときはあんなに出来ていたのに、って。
だから、二年生になると一年生と比べたらグンと勉強量が増えるんだって。
次の計算コンテストまであと3日。
じゃ、ぼくがちょいと教えましょうか。

計算プリントは宿題にもしてくれて、家でも練習するようにしてくれています。
宿題をやっているはっちゃんの様子を見ると、なぜ良い点数を取れないのか原因が分かりました。
速く計算しようとして、焦ってやってるんです。
それで、足し算と引き算を取り違えていたり、ケアレスミスが多かったり。

原因がわかれば対策は簡単。
計算練習をはじめる前、はっちゃんにこう言いました。

「計算で一番大切なことは何だか分かる?
  1.速くやること
  2.正確にやること
  3.ふざけてやること」

はっちゃんは「2だね。正確にやることでしょ」と答えました。
「そうそう、分かってるじゃん。スバラシイねー。
速い計算はスパコンにやらせればいいんだよ。
だからそんなに速く計算する必要はないんだ。
人間は正確に計算することが大切。」

計算は速くなくてもいいと言っても、遅すぎてもいけない。
学校の計算コンテストは三分以内ですから、その程度に速くできないといけません。
速さでクラストップになる必要はありませんが、間違いなくかつ三分以内にできるようにならないとね。

ともかく、宿題プリントをやらせました。
もちろんキッチンタイマーで計りながら。
やっぱりはっちゃんは今までの癖で、速くやろうとする。
それで、足し算と引き算を取り違えたりしています。

取り違えたときはその場で「+と-、間違えているよ」と指摘してあげる。
はっちゃんは「ああ、そうか」と言って、消しゴムで消して計算しなおし。
それで時間もかかっちゃう。
勉強も仕事も「手戻り」が最大の敵ですからね。

結局、20問解き終わったときは3分を40秒ほど過ぎてしまいました。
ぼくは言いました。
「+と-を間違えなければ、3分以内にはできたはずだよ。
そこを気をつければ大丈夫!」。
はっちゃんも「なるほど」という明るい表情をしました。

さあ、もう1回だけやってみよう。
はっちゃんも集中します。
1問ごとに「あってるよ、いいねー」と声をかけます。
「できた!」。
3分以内、全問正解です。

すごいねー、できちゃったねー。
スバラシイ!
今日はこれでおしまい。
明日も練習するんだよ。

学校の計算コンテスト本番も、無事全問正解、3分以内で合格でした!

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