2012年5月6日日曜日

漢字の書き取り練習は、小学校の要


こんにちは

はっちゃんの学校では、漢字も毎日2文字ずつ習っています。
一週間に10文字です。
この調子でいけば、2年生で習得すべき漢字160文字も4ヶ月程度、10月頃には習いきってしまう勘定です。
かなりのハイペース。
なので、学校で習う前に家で予習することも始めました。
もちろん、学校で習った後の復習もドリルしていますよ。

この調子なら、10月末実施の今年度2回目の漢字検定を受検できるかも。
勉強は「着いていく」より「迎え撃つ」の方が断然楽しい。
ちょいと先行く勉強法がいいんです。

ところで、最近の学習指導要領では「読み優先」になっているらしい。
そうご近所の公立小学校に通うお友だちから聞きました。
先に漢字の読みを教えられて、しばらくしてから書きの練習をするんだそうです。

でもそれって不合理なやり方だと思います。
その学年に習う漢字は、読みも書きも同時に学習するほうがいいとぼくは思います。
だって、漢字は書ければ読めるようになるのです。
なんでこんな変なやり方になっちゃったんでしょうか。

確かに、檸檬だとかカタカナで書いてもいい漢字は、書ける必要はありません。
読めればいい。
でもこういう画数が多くて書きにくい漢字は、小学校では習いません。
中学校あるいは高校で覚えればいい漢字です。
そういうものと、小学校で習う基礎的な漢字を同列に扱っちゃいけないと思います。

ぼくの尊敬する国語教師、野口芳宏さんは「漢字は読み先行で」と言っています。
でもそれは、漢字の熟語を書くときなど、まだ習っていないからと言って仮名と漢字と交ぜて書くのはおかしいって言ってるんです。
習っていない漢字、上の学年で習う漢字もちゃんと熟語2文字は漢字で書く。
そうすると子どもはすぐ読めるようになる。
そういうやり方ならいいと思うんです。

1文字漢字で1文字ひらがなみたいなへんてこな仮名交じりで書くより、ちゃんと漢字で書いてふりがなを付けてやる。
そうやって上の学年の漢字を、期待はしないが、ちょっとずつ読めるようになればいい。
そういう教え方なら正しいと思います。
でも、その学年で習う漢字も読み優先で教えて、書きは後回しでよいとは思えません。
書ければ読めるんですよ。

お友だちのお話を聞く限り、学校での書き取り練習も少ないようです。
なんか、読めるようになったなら書けなくてもいい、というような感じがします。
先生も子どもも、そんな意識になっちゃっているような。
ある意味、甘えじゃないでしょうか。

小学校で習う漢字くらい、しっかり書き取り練習をすればどの子も書きも読みもできるようになるんです。
学校でしっかり練習し、家で定着させる。
その繰り返しさえ続ければ、誰でもできるようになるものです。
できない子がいるからって、それにおもねってはいけません。
できないのは、やり方が悪いからなんですから。
時間をたっぷり確保して、何度も練習させるだけなんですよ。

小学校の国語は、極端に言えば漢字の書き取り練習だけやっていてもいいくらいです。
少なくとも国語の授業の半分くらいは、漢字の書き取り練習でいいんです。
小学校で習う1000文字の漢字がしっかり身に付いていれば、新聞も読めれば、大人向けの本も読める。
自分の意見を文章で書けるようになる。
そのくらい役に立つし、逆に言えば身に着けなかったらその後の人生で損をしちゃうんですよ。

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