2012年11月29日木曜日

漢字で語彙を増やす

こんにちは

はっちゃんが10月に受検した漢字検定9級の発表がありました。
みごと合格!スバラシイ!

9級は2年生までに習う漢字が出題範囲です。
漢字検定のよいところは、その学年だけじゃなく、それ以前の学年で習う漢字まで出題されるので、漢字の完全習得に向いています。
年3回実施、検定料も安い。
利用しない手はありませんよ。

2年生の半ばで9級にチャレンジでしたから、合格するとは思いましたが、ギリギリかと思っていました。
それがほぼ満点、3問だけの間違い。
146点(満点150点、合格点120点)という、なかなかの点数での合格。
ギリギリ合格だったら,次の回の2月にも9級を受けさせようと思っていましたが,その必要はなさそうです。
安心して3年生の漢字を進めていこうと思います。

小学校4年生までは、あまり難しい勉強はしなくていいと思っています。
読み書き計算だけみっちりやる。
10歳までの脳は、まだ論理的な思考ができないのです。
でも、単純な記憶には適している。
だから、覚えるべきことをどんどん覚えればいい。

覚えるべきことは「言葉」。
語彙をどんどん増やしていく必要があります。
語彙を増やすためには漢字をたくさん覚えるのがいいのです。

なぜなら漢字はそれ一つで使われるわけではないからです。
漢字一つで使われるだけなら、訓読み、やまとことばです。
やまとことばは日常語、具体語です。
やまとことばだけでは、語彙は増えません。

漢字は二つ組み合わさって、熟語、漢語を作ります。
漢語は抽象語です。
しかも組み合わせはたくさんある。
漢字を一つ覚えると、漢語を5個から10個も覚えられるのです。
語彙を飛躍的に増やすことができるのです。

つまり、小学校で習う漢字1000文字を覚えれば、語彙は5000から10000語も身に着けられるのです。
語彙5000語の実力はいかほどか。
英語検定に置き換えれば、2級レベルです。
英検2級ならビジネスで使えるレベルなのです。
日本語に引き戻して考えれば、語彙5000程度ないと、社会人になって仕事をする上で支障が出る。

語彙10000語ならどうか。
英検準1級レベルです。
英字新聞を難なく読める。
英語で抽象的な議論が出来るレベルです。
日本語であれば、大人とほぼ対等な議論が出来るようになるのです。

だから10歳までにたくさんの漢字をしっかり覚える。
我が子たちには4年生終わりか、5年生前半までに、小学校で習う漢字すべてを習得し、漢字検定5級合格を目指したい。
そして、10歳を過ぎて脳が論理的思考ができるようになったら、難しい勉強に挑戦させる。
その時に、語彙力は大きな力を発揮するはずです。
だって「アタマの良さとは国語力なりby野口悠紀雄」なんですから!

2012年11月25日日曜日

アトピーにミヤリサン+ビオチンが効いている!

こんにちは

持病のアトピー性皮膚炎に、ミヤリサン+ビオチンが効いている。
ビタミンC大量摂取からネットでたどってみたら、ビオチン療法に行き着いた。
前橋賢医師が掌蹠膿疱症の治療のために開発した治療法だが、アトピーなどアレルギー症状にも効果があるとあった(前橋賢『信じてもらうための挑戦―掌蹠膿疱症は「治る」病気です』近代文芸社) 。

ミヤリサンもビオチンもアマゾンで注文できた。
飲み始めて1ヶ月になるが、大変よく効いているのだ。
これまでの50年はなんだったのだろう、と思うくらいだ。
これまでかけた医療費は、保険により支払われたものも含めれば、数百万円であろう。
それでも一進一退、どちらかといえばじわじわ悪化する一方だったのだ。
それがたったの数千円で劇的に改善してしまったのだ。

がさがさだった手の甲もツルツルで、妻に「さわってごらんよ~」と思わず言ってしまうくらい。
我が子の新鮮細胞の手の甲と同じくらいツルツルなのである。
調子こいて誰彼かまわず「さわってー」と言っちゃいそうである。

冬になると毎年かかとがひび割れ、風呂上がりに必ずワセリンを塗り込まないと、ひび割れがぱっくりと真皮の部分まで至り、血がにじんでいた。
いわゆる、あかぎれ。
非常に痛い。歩くのも困難になるほど。
それが今年は全くない。
それどころか、かかとはほぼツルツルなのである。

お風呂上がりに保湿ローションは塗っているが、それ以外は必要なくなった。
もちろん、お医者さんに通う必要もない。
今のところリバウンドする気配もない。
毎日8時間おきに、ミヤリサン+ビオチン+ビタミンCを飲むだけだ。

もちろん、完璧とは言えない。
だいたい70点くらいだろうか。
まだうっすらとかゆみは残るし、脱落する皮膚も多少ある。
でもかゆみで気が狂うような思いは全くなくなった。
前頭葉の7つのワーキングメモリのうち、一つか二つが常にかゆみに占領されていたが、それも退席しつつあり、脳もクリアになってきた。

肉食効果も相乗して、とにかくやる気が湧いてきている。
頭もクリア、身体も調子がよい、集中力も向上している。
しばらく中断していた超難関資格の勉強を再開しようかと思う。
理研を卒業するまでに学位取得ってのもやり抜けそうだ!

2012年11月24日土曜日

子どもの仕事、大人の仕事

こんにちは
 
11/21ははっちゃんの満8歳のお誕生日でした。
8年かー。長かったような早かったような不思議な気分です。
元気溌剌に育つよう溌貴と名付けました。
その名の通り、元気で愉快な子に育っています。嬉しいですねー。
 
8歳になったので、なぜ勉強するのか、勉強しなくちゃいけないのか、語ってあげることにしよう。
 
いつも言っているけど、子どもの仕事ってなんだったっけ?覚えてる?
そうそう。勉強と遊びだね。
 
 子どもの仕事=勉強+遊び。
 
昔から、「よく学びよく遊べ」って言われている。
勉強も遊びもたくさんやらなくちゃいけない。そ
れが子どもの仕事。
 
勉強と遊び、比べてみると、やっぱり遊びの方が楽しい。
つい遊んでばかりになっちゃう。
でも遊んでばかりいるとどうなるかな。
お父さん、お母さんに「勉強しなさい!」って叱られるよね。
先生からも叱られちゃうかも。
お父さん、お母さん、先生は、子どもの仕事は勉強と遊びだから、勉強もしないとちゃんとした人間にならないって分かっている。
だから「勉強しなさい!」って叱るんだ。
 
でもさあ、叱られて勉強するのって嫌じゃない?
誰かに命令されて勉強するのって楽しくないよね。
 
子どもだって分かってるんだよ、子どもの仕事は勉強と遊びだって。
だから勉強しないで遊んでばかりいると、なんとなく後ろめたい。
遊びに夢中になれないんだ。
そのうえ、いつかお父さん、お母さん、先生に叱れるんじゃないかってびくびくしちゃう。
そうなると、遊びに集中できなくなって、中途半端になっちゃうよね。
遊んでいてもあまり楽しくなくなっちゃうんだ。
楽しくない遊びってありかなー。
 
だからお父さん、お母さん、先生に言われる前に、自分で勉強しちゃった方がいい。
そうすればすっきりする。
晴れ晴れした気分で遊びに熱中することができるんだ。
 
そのとき、お父さんかお母さん、あるいは先生から「勉強したの?」と言われても、平然として「やっちゃいました!えへん!」って威張れるもんね。
お父さん、お母さん、先生だってもう何も文句言えなくなっちゃうよ。
やらなくちゃいけない勉強、たとえば宿題を終わらせる。
その上、少しだけでもいいから漢字練習や計算練習もしちゃうといいよ。
やるべきこと以上にやっていると、「あら偉いわね~」と褒めてくれる。
君も気分よし、お父さん、お母さん、先生も気分よし。
最高だね。
 
昔から、「よく学びよく遊べ」って言うでしょ。
学びの方が先なんだよ。
先に勉強しちゃった方が得なんだ。
今日やるべき勉強をさっさと片付けて、それからたっぷり遊ぶ。
そうできるとスバラシイ人間に育っていけるんだ。
 
ところで、大人の仕事ってなんだか知ってる?
実は、
 
 大人の仕事=勉強+仕事
 
なんだよ。
大人になっても勉強が必要なんだよ、本当は。
お父さんだっていっつも勉強してるでしょ。
 
もちろん大人の中には勉強していない人も大勢いる。
そういう人はどうなっちゃうか。
誰かから、これやれ、あれやれと命令されて仕事をしている。
仕事だって命令されてやるのは楽しくないよね。
楽しくないから熱中できない。
つまらないからだらだら仕事をする。そ
れじゃあいい仕事はできないのも当然だ。
いい仕事ができなければ、偉い人やお客さんから叱られる。
叱られてぺこぺこ謝らなくちゃならない。
ますます仕事が嫌いになるよ。
 
勉強している大人はどうか。
きちんと勉強しているから、いつ何をどんな風にやればいいかが分かる。
分かるから誰かから命令されなくても、さっさとやってしまう。
期日通りにきちんとした品質で仕事が完了していれば、偉い人からもお客さんからも喜ばれる。
ありがとうって言ってもらえる。
そうなればとっても楽しい。
その上、給料だってもらえちゃうんだから嬉しいよね。
 
やらなくちゃならない仕事が早く終われば、自分で好きな仕事を見つけ出してそれをやる余裕も生まれるよ。
他の誰にもできないこと、誰もやっていない仕事ができるんだ。
これは面白いよー。
誰にもできないことができるようになると、命令されるんじゃなくて仕事をお願いされるようになる。
あなたにやってもらいたい、あなたじゃなくちゃだめだ、ってね。
すごく嬉しいよねー。
 
もちろんそのためにまた勉強もしなくちゃならなくなる。
誰もやっていないことをやるんだから、うまくやるためには勉強しとかなくちゃ。
勉強してよく考えてやる。
でもこの勉強は楽しい。
わくわくするような勉強だ。
勉強して、いい仕事をして、みんなから感謝される。
気分いいよねー。
 
面白いことに、人から命令されてやる仕事は、失敗したら「ばか、まぬけ!」と叱られる。
上手くいっても何も言われない。感謝もされない。
できて当たり前だからね。
 
ところが、お願いされてやる仕事は、もちろん上手くいけば感謝されるけど、失敗しても叱られないんだ。
だって誰にもできない難しい仕事だから。
あなたでもできないのなら仕方ありません、って言ってくれるんだよ。
 
勉強している大人は、仕事に集中できる。
なぜって、楽しいから。
その意味で、大人にとっての仕事は、遊びと一緒なんだよ。
勉強をしっかりやっておけば、仕事も遊びになるんだね。
 
はっちゃんも8歳になったんで、そろそろ自分から勉強する子になって欲しいんだ。
お父さん、お母さん、先生から「勉強しなさい」って言われる前にね。
子どものうちから、自分から勉強する習慣を身につけて、そして大人になっても勉強を続けられる人になってほしいんだ。
楽しい人生を造っていってほしいからね。
 
お誕生日、おめでとう!

2012年11月17日土曜日

ダイナミックレンジを広げよ!

こんにちは
 
次男峻貴君に文字を教え始めました。
最初は筆圧を強くする練習です。
鉛筆の芯が折れるほど、グイッと力をいれて書く。
指先から前腕の筋肉を鍛えて強くするわけです。
筋肉には二つの種類あります。
支えるための筋肉、いわゆる「静筋」と、動かすための筋肉、いわゆる「動筋」です。
このどちらも鍛えないと、字は上手にかけるようになりません。
静筋を使ってしっかりと鉛筆を握り、ぶれないように支えます。
そして動筋を使って、自分の思うとおりの軌跡を描かせるのです。
筆圧を強くして文字を書くと、その両者が鍛えられるのです。

筆圧を強くすること、すなわち工学的に言えば「ダイナミックレンジを広げる」ことです。
広いダイナミックレンジを持つ技術は適応範囲が広く、また、その範囲の一部を使う限り、非常に安定的に使えます。
それと同じく、筆圧を強めて、前腕の筋肉を鍛えておく。
文字を書くときのダイナミックレンジが広いわけですから、通常の筆圧で文字を書くとき、とても安定的でしっかりとした文字を書くことができるようになるわけです。

先日のサイエンスアゴラで、BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)を研究している方とお話ししました。
手に障害を持っている人をサポートするために、腕に装着するアクチュエーターを開発した。
アクチュエーターというのは、簡単に言えばモーターでシリンダを伸び縮みさせるもの。
筋肉を模擬した動きをするものです。
手の動きを模擬するのですから、健常者の前腕の筋肉がどう動いているか、測定するセンサーも開発したそうです。
そのセンサーで、手がこう動くときは、これとあそこの筋肉がこのくらい動くということを計測し、コンピュータにデータを入れるわけです。
そのデータを使って、アクチュエータを動かす。

その研究者の方が、ある書道家が文字を書くときの筋肉の動きを測定したのだそうです。
そのデータをコンピュータに記録した。
そして自分の手にアクチュエータを装着し、書道家の手の動きを入力したのです。

すると、あるときは力強く、またあるときは軽やかに、回転させたりひねったり、いろいろな動きを組み合わせて文字を書いていることが分かったのだそうです。
つまり、書道家の手の動きは大変ダイナミックレンジが広かった。
長谷部光雄『技術者の意地』にこんなことも書いてありました。
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(テニスを教えるとき)日本の場合は、打ったボールがコート内に入るように、ボールコントロール練習するそうだ。
一方米国では、コートに入れるコントロールよりも先に、まず強いボールを打てるフォーム作りをやるそうである。
この場合、打ったボールがコートに入らなくてもかまわない。
とにかく強いボールを打てるように訓練するのだ。
そしてフォームが固まってきたら、ボールコントロールができるように修正していくのである。(265p)
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やはり、テニスにおいてもダイナミックレンジを最初に広げておくのが,後々上達するって訳です。
まあ我が子に書道家のような芸術的な文字を書かせるわけじゃありませんが、筋肉を鍛えダイナミックレンジを広げておこうと思っているのです。
長男溌貴君に字を教え始めたときも、とにかく筆圧を強くして書くようにさせました。
親ばかかもしれませんが、溌貴君は男の子にしてはしっかりした字を書きますし、2年生にしては小さな文字も書けるようになっています。つ
まり指先が繊細に動くんですね。
峻貴君もそうなって欲しいと思って、毎日10分間程度ですが、集中して取り組んでいるところです。

2012年11月4日日曜日