2013年2月22日金曜日

ぼくが論文を書く理由


昨日は、3月に行われる空調学会近畿支部学術研究発表会の論文投稿締め切り日。
なーんにもやってなかったので、焦って書きました。
アイデアはあって、スタッフにはデータ取りしてもらっていましたから、あとは書くだけだったんですがね。
どうしてぼくってこうもギリギリにならないとやらないんだろう。
嫌になっちゃうよ。

でね、愉快だったのは、昼休み過ぎて「さー書くぞ!」と思ったんだけど、発表登録したときの研究タイトルを忘れちゃったのさ。
学会ホームページの登録フォームに書いたんだけど、写しをとるの忘れちゃったんだ。
間抜けだなあ。
自分でも笑っちゃったぜ。

で、学会事務局に「ぼくの発表のタイトル、何でしたっけ?」ってメールを送った。
自分の発表のタイトル忘れちゃうヤツなんか、前代未聞だろうねえ。
とほほ。

結局夕刻の締め切り時刻までに学会からは返事なし。
仕方ないから新たにタイトルをつけて、論文を事務局へ投稿しました。
ま、期日に間に合ったんだからよしとするかー。
うははははは。

数えてみると、今年度5本論文を書き、学会発表したことになります。
調べてみたらぼくのディビジョンの中で一番でした!エヘン!
って、クズ論文ばっかだけどねー。

こっそり言っちゃうと、学会発表の半分以上はクズだよ、クズ(笑)。
クズはぼくだけじゃないんだ。
じゃあなぜクズ論文にもかかわらず、わざわざ書き、発表するのか。

普通の人はたぶんこう考えているでしょ。
自分には人に知らせるような成果はひとつもない。
とても論文なんか書けないし、発表なんて恐れ多いって。
いい成果が出た。
それを世に知らしめ、広めたい。
だから論文を書き、発表するんだって。

ちがうんだなー、これが。
論文を書く、学会発表をするってのは、自分を鍛えるためでもあるんだよね。
むしろ、自分を鍛えるってことが第一目的なんだ。
発表して同業者の批判にさらされたり、無視されたり。
何より、やってみればわかるけど、自分で自分のダメさ加減がはっきりする。
それがいいんだよ。

論文を書いてみる。
あちゃー、ここが抜けてるなーって気づく。
ここが曖昧すぎって冷や汗が出る。
学会発表をしてみる。
参加者から鋭い突っ込みを受け、たじたじとなる。
まったく無反応で、しら~っとする。

いいこともあるよ。
誰かがヒントをくれたりね。
褒めてくれれば次へつながるモチベーションにもなる。
これも論文を書き、発表をするから得られるんだ。

だから、どんな分野、職業であっても専門家を自認するなら、最低でも年1本くらいは論文を書いたり、発表したりしなくちゃダメなんだ。
鍛えられないからね。
それ抜きに専門家面しているヤツは、ニセモノなんだ。
クズ論文しかかけないヤツよりも、クズ野郎なんだ!

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