2013年3月10日日曜日

復習するな、予習せよ!

こんにちは
 
このブログの読者から、「子どもの勉強の仕方が役に立つ。九九の勉強の仕方をまねしたら、クラスで一番早く覚えられた」と連絡をもらいました。
うれしいですねー。
エンジニアの原則は「人の役に立つことをする」です。
このブログも、誰かの役に立てばいいなーと思っています。
 
さてさて、またまた勉強法です。
子どもを勉強好きにするには、予習させるのが基本。
復習はやらなくてもよろしい。
予習です。
 
だってね、復習ばっかりやらせていると、いじけるよ、子どもは。
復習って、できて当たり前、できないとバカ、ってもんでしょ。
復習やってできない子は、「ぼくってバカなんだ」ってすり込まれる。
何度も何度もそういう経験をしていると、バカが固定します。
やる気がなくなります。
勉強が嫌いになるのは当然です。
 
だから予習。
予習なら、できなくても当たり前、できたらオレ天才、です。
できなかったら、「学校で先生の話をよく聞きなさい」と言えばいい。
授業をまじめに受けるようになります。
できたら、べた褒めしてやる。
そうしたら授業中も積極的に手を上げるようになりますよ。
つまり、「ぼくって頭がいいんだ」と錯覚します。
そう錯覚した子は、本当に頭がよくなってくるんです。
だって、やる気になるからね。
勉強が好きになっちゃうんだから。
 
予習といっても、そんなに高度なことをやる必要はありません。
小学生なら、漢字の書き取り練習と計算練習だけでもいいくらいです。
漢字を学校で習うより先に予習する。
すると、授業中教科書がすらすら読めちゃう。
漢字につっかえて、読めないってことがなくなります。
すなわち、漢字の読み書きを気にせずに、教材文を読むことができるんです。
それなら、文章に集中できるでしょ。
集中できれば、内容の理解も進むんです。
 
計算も同じ。
学校で習うより先に、すらすら計算できるようにしちゃう。
たいていの子が算数、数学嫌いになる理由は、計算が遅いから。
計算が面倒くさいから。
計算ができないのに、複雑な問題を考えることなんかできっこありません。
計算の技能が十分なら、文章題の内容をじっくり考える余裕が生まれます。
算数、数学本来の思考ができるんです。
 
陰山英男先生は、今日のツイッターでこんなことを言っていました。
 
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春休みが近いが、今からDSで次の学年の漢字を全部やってしまうのを推奨する。
春休みは、全体としての学習は進まない。
最初三日間くらいは慣れないかま知れないが、慣れれば調子は上がる。
それで一気に一年分やってしまえば、新年度は余裕で始められる。
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DSを使えば簡単に勉強を進めることができますが、もちろんなくてもかまいません。
我が家にもDSはありません。
市販のドリル、問題集でいい。
漢字検定のテキストでもいいですね。
それを春休みから始めるんです。
 
漢字なら1日2文字か3文字練習すればいい。
春休みの2週間で30~40文字やれます。
小学校1学年で習う漢字は200文字程度ですから、春休みが終わったときに2割やり終えていることになります。
同じペースで1学期もやり続ければ、夏休み前には全部やり終えられます。
 
これ、そんなに大変じゃありません。
漢字だけなら毎日20分もやれば、2文字か3文字の練習はし終えることができます。
計算も同じ時間やっても、毎日40分くらいです。
春休みは宿題もないでしょうから、楽々できるはず。
 
逆に言えば、春休みは宿題がないからだらだら過ごしてしまいがち。
そこを、ちょっと予習させる。
予習して、4月からの勉強に余裕を持たせるんです。
そうすると、子どもは楽しく学校へ通い、楽しく授業を受けてこられるようになるんです。
 
ぜひ、やってみてくださいね。

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