2013年3月20日水曜日

上司なら倍額出せ!

毎週女房から1万円だけもらって神戸にやってきます。
これで1週間、食事も光熱費も諸雑費もまかなう。
ケチケチ単身赴任ライフ。
今週は週の半ば水曜日なのにすでに残金4000円。
大丈夫か??

なぜそういうことになったか。
明日、ぼくのチームの送別会があり、会費を支払ったからだ。
最近はほとんど宴会の類いは出席しないのだが、自分のチームのはそういうわけにはいくまい。

ぼくは以前から宴会の幹事をするのが好きだった。
そのときの方針は、「偉い人からはカネを取る」だった。
だいたいヒラの倍額は取る。
ついでに言うと、女性はヒラの半額だな。
そのくらいじゃないと釣り合わぬ。

偉い人は宴会ではちやほやされるのが常である。
お酌をされたり、料理を取ってもらったりね。
その上酔っ払って説教するヤツも多いのだ。
昔のことを自慢したりもする。
部下はそういうのに付き合わねばならない。

部下を飲みに連れ回す上司もいる。
退勤時に部下を誘うわけである。
上の立場の者が下の立場の者を誘うわけだから、それは「おごり」であって当然だ。
だが、さんざん飲み食いし、酌をさせ、自慢話をし、説教をたれ、そして最後にワリカンだったりする。
何じゃそれー!!、であるよ、部下としては。

ぼくはそういうのは嫌だった。
上司はそもそもヒラにとってうっとうしい存在なのだ。
上司がいれば飲み会といえどもリラックスできないのだ。
だから部下は上司に早く帰ってもらいたいのだ。
ワリカンの会だったら、早めに退席する。
そして会費の倍額くらいは幹事さんに渡す。
上司にはそのくらいの「スマートさ」があってほしい。

上司が早く帰れば、子育て中など家のこともやらねばならない女性職員も帰りやすいだろう。
嫌々義務感でつきあっている部下だっているはずだ。
上司はそういうことも配慮して、早めに退席する。
1次会も1時間くらいで中締めにするくらいでちょうどいいのだ。

というわけで、人の上に立ってしまった今もその方針は貫く。
幹事をやってくれるスタッフには、おれからは倍額取れ、と命令する。
ま、やせ我慢だけどね。


今日の名言

女手一つで祖母に育てられて大きくなったのですが、その祖母にある日、将来について相談しました。
「学歴がないけれど、建築の仕事をやりたい」と。
「人に迷惑をかけない、責任を持って約束を守る、あきらめずにやりとげる。この三つが守れるのならどうぞ」
意外と自由にやらせてくれたんですね。
-----安藤忠雄『歩きながら考えよう』


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