2014年6月15日日曜日

思考力の鍛え方

こんにちは

今月末に「算数思考力検定」を受検します。
http://www.shikouryoku.jp/
はっちゃんは8級(小4修了レベル)、とんたんは10級(小1修了レベル)に挑戦です。

こちらは算数検定と違い、パズル的な問題、論理的な問題が中心。
「考え方の幅」を広げます。
 先月末から、休日に対策勉強をしています。
この検定は、学校で放課後に受検させてもらえるので、ありがたい。

思考する、考えるためには「技」が欠かせません。
四則計算は縦横にでき、表を書いたり、グラフを描いたりできる。
あるいは、チマチマと試行錯誤をくり返す。
それらの「技」をどこにどう使うかってことです。
「技」を覚え、「技」を磨き、「技」を使う場面を用意する。
そのための「思考力検定」だと思っています。

読み書き計算など基礎基本は大切ですが、それだけじゃつまりません。
自分の応用力を試すチャンスも必要だと思います。
そうじゃないと未来への展望が広がりませんからね。
よく「まだそれ習ってません!」という生徒がいますよね。
大人でも時々いたりしますけどね。
習ってないとできないのか、できなくて当然なのかって話です。
習ってなくてもやってみるってことが「応用力」でしょ。
習ってないからできません、ということは、私は応用力のない人間ですって言っているに等しい。
アホですね。
そういう人間に育てちゃいけませんよ。

誰もが面倒なことは嫌いです。
できれば面倒なことはやりたくない。
それはごく当たり前の感情です。
でも世の中、面倒なことだらけなわけです。
特に大人になれば、面倒なことが次々にやってきます。
それら面倒を避けることはできないんですよ、社会人は。

面倒なことをいつまでも面倒がってやらないか、なんとか面倒度を減らす工夫をしてこなすか、それがデキナイ人とデキル人との違いです。
つまり、デキル人は面倒なことを面倒じゃないことになるべく変換してやり抜けるわけです。
面倒度を減らすには「技術」が要ります。
デキル人は常に技術を探し、身につけようとしています。
すなわち「勉強」しているのです。
デキナイ人ほど、人に聞かず、本も読まない。
学ばない、身につけない、変わらないのです。

学校の先生でも、デキル先生は生徒に「技術」を伝授しています。
そして身につけた技術を「使う」場面も必ず用意しています。
基礎と応用のバランスがいいんです。
だから生徒も伸びるのです。
いくら基礎が大事だからって、百ます計算ばっかりやらされたんじゃ、子どもも飽き飽きしちゃいます。
逆に、基礎もしっかり教えられずに、応用力ばかり、思考力ばかり求められても、何やっていいのか子どもは戸惑ってしまいます。

さてさて、算数、数学の問題って、子どもにとって面倒なことの最たるものでしょう。
そこから逃げずにきちんと学べるかどうか。
それが大人になってから効いてくると思うんです。
難問も技術があれば意外と簡単に解けるようになります。
文章にまとめてみる、箇条書きにしてみる、図にしてみる、式を立ててみる、表を作ってみる、グラフを描いてみる。
これらの技術があるから、考えも多面的になり、深くなるのです。
だから算数、数学を学び、難問に取り組んでみる意義は、面倒度を下げる訓練なのだと思うわけ。
そういう訓練の場を時々作ってやる。
そういう修羅場にたまにぶち込んでやる。
そうやって応用力、思考力を磨いてもらおうという算段です。

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