2014年12月23日火曜日

算数、数学を学ぶ意義

とんたん(小2)に算数の勉強を教える。
文章題とか「めんどくさい」と言う。
たしかに算数、数学は面倒だ。
誰もがそう思う。
その面倒をやるかどうかだよ。
 
面倒なことをやる人間と、面倒を避ける人間。
どっちが世の中の役に立つと思う?
もちろん面倒なことをやる人間だよね。
算数ができるってことは、面倒くさいことができるってことだし、役に立つ人間だって証明になるんだよ。
 
特に算数ができるって重要なんだ。
世の中のことはたいていちょっと計算すると解決法が分かったり、どうすれば得になるとか、損しないとか分かるんだよ。
 
算数、数学ができる人を「理系」というんだけど、「文系」とは国語とか社会科とかができる人のことじゃない。
算数、数学ができない人のことなんだよ。
はっきり言えば、算数、数学ができないってことは、面倒なことを避ける人間ってことさ。
 
この世の中を動かしているのは、文系の人じゃない。
みんな理系の人が世の中を動かしている。
電気を作っているのも理系の人、水道の水をきれいにしているのも理系の人。
ここ数年で交通事故で死ぬ人がすごく減ったんだけど、それは自動車の安全技術がすごく進歩したからだよ。
それもみんな理系の人が作ったものだ。
 
政治家とか社長など経営者のような文系の仕事と言われることをやっている人でも実は理系、つまり算数、数学ができる人がほとんど。
政治も経営もお金をうまく使い、稼ぐ必要があるよね。
それにはきちんと計算ができないとできない。
理系の人が文系の仕事をするから、いい仕事ができるんだ。
 
理系から文系へ転身することを「文転」というんだけど、逆に文系の人が理系に転身する「理転」って言葉はない。
だって、文系の人が理系に転身することはほぼ不可能だから。
だって、算数、数学ができないから。
面倒くさいことをやり抜く力もないから。
もちろん、東大とか一流大学の文系の人は、けっこう理系の仕事だって平気でできちゃったりする。
それは、そういう人は文系だけど算数、数学もできるからね。
東大の文系学部の入学試験には数学も課せられる。
しかもすごく難しい。
そういう試験を突破した人だから、文系でもいい仕事ができるし、その気になれば理系にも転身できる。
だから将来どんな仕事に就くとしても、算数、数学をきちんと勉強しておく必要があるんだ。
 
役に立つ人間は大切にされるよ。
たとえばね、戦争の時だって兵隊にならなくてもすむ。
だって、役に立つ人間を危険な目に遭わせたりできないでしょ。
死んじゃったら困るからね。
兵隊になったとしても、最前線に送られることはない。
戦争は勝っても負けても、戦争が終わったあとが重要。
勝っても負けても戦争にはたくさんのお金や資源を投入するから、国は弱体化する。
戦争のあと、それを立て直さないとならない。
その時それができるのは理系の人、算数、数学がきっちりできる人だけなんだよ。
 
というわけだから、つべこべ言わずにしっかり勉強しなさいね。

0 件のコメント: