2015年9月29日火曜日

レアな人間になる方法

こんにちは

藤原和博さんの「レアは人になろう」。
まず100人に一人、すなわち1/100の人間を目指す。
方法を間違えなければ、誰でもなれるって。

まず一つ目。
「パチンコをするか、しないか」。
パチンコを絶対にしちゃいけない、というわけではなく、節度を持った、合理的な付き合いができるかどうかですね。
パチンコは確率論的なギャンブル。
たまに勝つこともあるけれど、長期的に見たら確実に損をする。
そういう仕組みであることを理解した上で、たまに気晴らしや暇つぶしに使うのならいい。
まあ、それでもやらない方がいいですけどね。
ここで人間は1/2に分けられるのです。

二つ目。
「スマホ、ゲームを日常的にするか、しないか」。
これも節度を持ったつきあいができるかどうかですね。
いっつもやっていて、他の必要なことをやる時間を奪っていないかどうか。
やるべきことが疎かになってまでやってはいけませんよ。
パチンコとスマホ、ゲームをやらない、ここでもう1/4、25%、4人にひとりの人間になれちゃいます。

三つ目。
「本を月1冊以上読むか、読まないか」。
本を読むってことは、教養を身につけるってことです。
自分を教養ある人間にしようと思っているかどうかですね。
そのための時間を確保するかどうか。
ここまでで1/8、ほぼ10人にひとりの人間になれる。
逆に言えば、10人のうち9人は、パチンコ癖があったり、のべつまくなしいつもスマホやゲームにどっぷりはまっていたり、本を1冊も読まないってことです。

この三つは万人に共通。
要するに、お金と時間のコントロールができるかどうか。
ここから先は、自分が何になりたいか、どういう未来を創りたいかで変わってきます。
自分の未来の姿に合わせて、勉強していく必要があるのです。

もう一つ付け加えるなら、喫煙しないこと。
今吸っている人につべこべ言う気はないが、これから未来を生き抜く子どもにはたばこは吸ってほしくないな。
 
先週末は科学技術館で、STEMプログラムってのに子どもたちと参加しました。
http://www.jsf.or.jp/info/2015/08/boeingstem.php
STEMは科学<Science>、技術<Technology>、工学<Engineering>、数学<Mathematics>。
日本の理科教育はサイエンスに偏りすぎてます。
数学教育もその応用、科学、技術、工学と関連させて教えると面白くなるのにね。
で、アメリカの航空博物館のサイエンスコミュニケータの人が来日して、STEMを教えてくれるんです。

アメリカの航空博物館では、航空機メーカーであるボーイング社からの寄付で、このプログラムを実施しているそうです。
ボーイングなど航空産業は、超IQ産業です。
優秀なengineerが必要なのです。
子どもたちにこのような授業をやることは、そのための投資でもあるんですよね。
このイベントに当たりました!ラッキー!しかも無料!
はっちゃんもとんたんも、かなり興味を持ったようです。
「選ばれて」参加できたのがよかった(まあ、くじに当たっただけなんですけど)。
何より「本物」に触れることができたのがよかった。

イベントからの帰り道、子どもたちにこう伝えました。

  このイベントを開催するのに、たぶん2~300万円かかっている。
  なぜそんなたくさんのお金をかけて、君らのためにやってくれるのか分かるかい?
  さっき、ボーイング社の社長さんが言っていたように、飛行機の部品や材料の
  かなりの部分は日本製なんだよ。
  胴体や主翼の材料となっている炭素繊維は日本の発明品だしね。
  それらを作っているのは優秀な研究者や技術者だ。
  これからも、未来も性能のよい飛行機を作り続けるためには、優秀な研究者、
  技術者が必要なんだ。
  君たちは期待されているってことだ。

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