2015年12月31日木曜日

使うより多く稼げ、それが正しい生活術だ

こんにちは

はっちゃんがコツコツ貯めたお金で、ゲーム機を買いました。ニンテンドーWiiUです。貯金があれば、目標を持って貯金すれば、高額なものでも自力で買える。
自力で買うなら、よく考えて、無駄遣いもしない。
自力で買うから、買ったものを大事にする。
そう考えて、子供たちに「貯金の習慣」を付けるために、多めにお小遣いを与えています。
貯金の習慣を付けるには、貯金できるくらいのお小遣いを渡す必要があるわけです。

我が家のお小遣いは、学年×1000円と決めています。
小学生にしたら多いと思いますが、その代わり徐々に親が買ってやるものを減らし、小遣いでまかなうものを増やしています。
今もおやつや漫画はお小遣いで買わせています。
自分の着たい服、自分の好きなヘアスタイルでの床屋代もお小遣い(まだそれはないのですが)。
高校生になったら、デート代も当然自腹にします(笑)。

高額な買い物なので、子供だけで買いに行かせるにはまだ早いかなと思い、ぼくも池袋のビックカメラまで一緒に行きました。
行き帰りの電車の中で、はっちゃんにこんな話をしました。

コツコツ貯めることも大事だけど、貯めることができる程度には稼げるようにならないとね。
給料もらったら、とにかくその1/4は貯金することだ。
そして残りの3/4で生活するんだ。
我が家もそうやってるんだぜ。
いざという時、お金が無いと困るからね。
例えば、家の屋根が壊れちゃった、とか。
貯金がなければ直せない。
雨漏りする家に住まなくちゃならない。

稼ぐより少なく使う。
あるいは、使うより多く稼ぐ。
そして、給料をもらったら使う前に一定額を貯金しちゃうんだ。
これが生活の基本。

給料をもらったらね、それを4等分するといいんだよ。
それぞれ、住居費、食費、交際費、そして貯蓄とする。
住居費はアパートなど住むところの家賃。
食費は毎日の食事だね。
交際費は、休みの日に友だちと遊びに行ったり、自分の楽しみのために使うお金。
こういう楽しみのためのお金も見込んでおかないと、生きるのが辛くなるよ。

ここから逆算すれば、どの程度の家に住めるか、どの程度の食事が食えるか、どのくらい稼げばいいかが分かる。
たとえば、独身だったら食費は月に3万円は必要だろう。
1日1000円だね。
厳しいけど、自炊すれば何とか健康を維持できる食事ができるだろう。
外食したり、お酒を飲みに行ったりするのは厳しいね。
外食や飲みに行くのは、交際費から出費するのかもしれない。自分の楽しみのためだから。

ということは、3×4=12万円手取りは稼がないとね。
給料って言うのは、稼いだ金額全部がもらえるわけじゃないんだよ。
稼いだお金から税金や健康保険料、年金などが引かれる。
だいたい稼いだお金の7割から8割が手取り金額になるんだよ。
手取り12万円ということは、額面16万くらいかな。

当然、住めるアパートも光熱費含め家賃3万円のところだ。
光熱費というのは、電気代や水道代のこと。
ひとり暮らしでも毎月5000円くらいかかる。
ということは、家賃2万5000円のアパートなら住める。
もちろん風呂なんかないよ。かなり厳しいよね。

額面16万円、手取り12万円だと、ヘタすると、貯金なんかする余裕はないかもしれないね。
20代前半、働き始めたばかりなら、このくらいの貧乏暮らしをしなくちゃいけないし、貧乏暮らしもいい経験になる。
でもそこに留まっていたらいけない。20代後半から30歳くらいで結婚しなくちゃ。

結婚して二人になったら、食費は45000円は必要。
ならば手取り18万円、額面23万円もらえる仕事をしなくちゃね。
家賃45000円のアパートだと、ワンルームかせいぜい1Kだろうね。
風呂はあるかもしれないけど、なかなか厳しいよね。
まだまだ貧乏暮らしだ。
でも好きな人と協力してやりくりするっていうことも楽しいことだ。いい思い出になる。

結婚すれば、子宝に恵まれるかもしれない。
子供が生まれると、もっとお金がかかるぞ。
子供二人育てるには、食費に7万円くらいはかかる。
子供がいたら2DKくらいのアパートに住む必要がある。
とすると手取り28万円もらえる仕事をしなくちゃね。
手取り28万円ということは、額面35万円くらいだ。
年俸400万円、ボーナスももらえる仕事なら500万円かな。
子供を育てるなら、このくらい稼がないとならないんだよ。

法律で最低賃金ってのを決めている。
どんな仕事でも、バイトでも、これ以上の時給で雇わないといけないって法律だよ。
今だと、東京で時給900円くらいだと思う。
毎日8時間働いて、週1日休むとして、月に200時間くらい働く。
それで月収18万円だよ。
税金とか健康保険とか引かれると、手取り14万円くらいだね。
かなり厳しいでしょ、ずっとバイト、フリーターで生きていくのは。

最低賃金は時給900円だけど、雇う方の立場に立つと、最低でも900円分は仕事ができる人じゃないと雇う気がしないよね。
それだけの仕事ができない人は、バイトでも雇ってくれないってことなんだ。厳しいけどそれが現実。
時給900円じゃ生活が苦しいっていうんで、最低賃金を1500円にしろ!って言っている人もいる。デモしたりしてね。
これ、正しいと思う?
そりゃー、たくさん給料もらえた方がいいよね。
時給900円だと月給はせいぜい18万円で、税金などを引かれると手取りは14万円か15万円。
それが時給1500円になれば、月給は30万円、税金など引かれても25万円。
手取り25万円あれば生活は楽なのは確か。

でもさ、給料を払う立場の人、社長さんや経営者の立場になってみよう。
最低賃金が1500円になったら、あたりまえだけどそれに見合った仕事ができる人じゃないと雇えないよね。
それ以下の能力しかない人を雇ったら損しちゃうから。
会社は儲からなければつぶれちゃう。
稼げないと、社員にお給料を払えなくなる。
つぶれたら、仕事自体なくなっちゃうよね。

そうすると、時給900円なら雇われた人が、時給1500円では雇われない可能性が出てくるよね。
仕事に就けなければ、収入はゼロ。
最低賃金がいくら上がっても、その仕事に就けなければ貧乏から抜け出せないんだ。
最初から高い能力を持っている人もたまにいるけど、ほとんどの人は最初はあんまり能力はないのが当たり前。
仕事をしながら少しずつ能力を上げていくもんなんだ。
だから若い人の給料は安くて、年齢とともにだんだん給料が上がるわけ。

若い人はそれも楽しいわけ。
仕事をして、仕事を覚えて、努力して、自分の能力を上げて、そしてお給料も上がる。
ハッピーだよねー。
そのためにはまず仕事に就くことが大切。仕事に就けることが大切。
そのとき、時給1500円がハードルになってしまう人もいることを知ってほしい。
給料は高ければいいってもんじゃない。身の丈にあった給料であるべきなんだ。
時給900円から、いやもっと低くて時給500円から始める人だっていてもいい。
そこから始めて、仕事をしながら少しずつスキルを上げていき、給料も上げていく。
職に就けなければそういうことができなくなっちゃうんだ。

家に着いたら、年末調整、源泉徴収票などが届いていました。
今年も自分でもびっくりするくらいよく稼ぎましたなー。
子どもたちにも書類を見せ、税金、年金などいくら控除されたかも説明しました。
イタイくらいに引かれました(笑)。
税金、年金はみんなのために使われるお金だ。
だから、稼ぐことは良き社会貢献なのだよ。
我が家は健康であまり病院にもかからないですんでいます。
なので、健康保険料も社会貢献になってますね。

ぼくには夢がある。
はっちゃんが国立中に合格したら、レスポールJrを買う!(笑)
とんたんが「お父さんのほしいギターっていくらするの?」と聞くから、10万円くらいだよと言うと、「じゃ、ぼくが国立に入ったら買ってあげるね!」だって(笑)。
はいよろしく。一所懸命勉強してねー。
ちなみに、お母さんをハワイに連れて行ってあげることにしているそうです!

我が子が赤ちゃんの時から続けている「成長貯金」。
毎月、誕生日に体重を量り、1g=1円で貯金をしていいます。
生まれてから小学校入学までに100万円貯まったので、入学金などをまかないました。
それを今も続けているんです。
最近は子供たちの体重が50kg、60kgを超えたので、毎月5万、6万とどんどん貯まります。
もちろんこの貯金は、経済的理由で子供たちの進学先の選択肢が狭くならないように、私立中でも行けるための準備ですが。
一所懸命勉強して国立中に入れれば、学費がすごく安いので、貯金はほとんど残るでしょう。
そのお金で、お母さんをハワイに連れて行き、ぼくはギターを買う。
ハッピーな未来が待っています!

つまり、一所懸命勉強することが子供の仕事なんです。
勉強することがじぶんのためだけじゃなくて、家族のためにもなる。
そして、将来たくさん稼げて、きちんと納税し、みんなのためになる。
君らも稼げる人間になりたまえ!


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